新型フォード・エクスプローラー 欧州発表 次世代EV「アメリカン・スピリット」強調

公開 : 2023.03.22 18:05

使い勝手を重視したインテリア設計

新型エクスプローラーのミニマムでアップライトな2ボックスシルエットは、人気の高いブロンコやF-150を意識したものであることは明らかだが、シニアデザイナーのリヴィウ・テュドラン氏は「あらゆる技法」を駆使して、空力的に効率がよく、室内空間もできるだけ広くなるようにしたと言う。

テュドラン氏によれば、新しいエンブレムを持つフロントエンド、車両全体を包み込むベルトライン、「寛大」なホイールアーチ、ブラックのピラーでコントラストを効かせたフローティングルーフなどが、新型車の特徴であるとのことだ。

新型フォード・エクスプローラー。中央スクリーンはヒンジによって角度を変えられる。
新型フォード・エクスプローラー。中央スクリーンはヒンジによって角度を変えられる。    フォード

MEBプラットフォームのフラットフロアとモジュール性により、比較的コンパクトなボディサイズで「大型車」のクオリティを実現できると、デザインチームはアピールしている。

ボンネットの下には収納がないが、プーマと同様、トランクフロアの下に「秘密」のロードベイを備えており、フロントシートの間にある容量17Lの「メガコンソール」は、市販車では最大級の収納だ。トランク容量はマスタング・マッハEよりも大きい450Lで、シートを倒せば1400Lに拡大できる。

15.0インチのポートレート型タッチスクリーン(標準装備)は、フォードのインフォテインメント・プラットフォーム「Sync」の最新版を搭載し、角度を変えることが可能だ。スクリーンを傾けると、センターコンソールに肘をついて、よりリラックスした姿勢で使用できるという。

ほとんどの主要機能はスクリーンで制御し、使用頻度の高いクライメートコントロールのインターフェースは常時表示される。また、バイブレーション機能を持つボリューム調整用タッチスライダーなど、使いやすさに配慮した物理・触覚コントロールが装備されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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