日産R390(1997年)

R390を国際レースのGT1クラスで使用するためには、日産は少なくとも1台の公道走行可能なバージョンを製造しなければならなかった。日産はそのルール通り1台だけ生産し、手元に置いたため世に出回る機会が失われてしまった。

リアウイングがない以外は、基本的にすべてレーシングカー仕様と同じである。日産は、最高出力350ps以上、最大トルク490Nm以上と曖昧な表現をしているが、これは3.5L V8エンジンが大幅にデチューンされたことを意味するのかもしれないし、そうでないのかもしれない。R390のデザインはTWRのイアン・カラム氏が担当した。

日産R390(1997年)
日産R390(1997年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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