Sクラスや7シリーズに対する強みは? レクサスLS(XF50) 英国版中古車ガイド 洗練のマナー
公開 : 2023.04.03 08:25
洗練されたクルージングマナーが魅力
現行型LSは2020年にマイナーチェンジを受け、インフォテインメント・システムがバージョンアップ。運転支援システムは拡充され、アダプティブ・ダンパーを獲得した。ハイブリッド・システムにも改良を受け、低速域でのレスポンスを高めている。
また英国仕様では装備内容が若干見直され、トリムグレードがベースグレードとFスポーツ、タクミの3択へ変更された。中古車市場では後期型の方が価格は高い。
LSは、洗練されたクルージングマナーが魅力。2018年のテストでは、110km/hで走行中の車内の騒音レベルは65dBAを記録している。ただし、BMW 7シリーズやメルセデス・ベンツSクラスには届いていない。
駆動用モーターは市街地に充分なトルクを発揮し、丁寧に運転すれば平均で12.5km/L程度の燃費を得られる。操縦性もこのクラスでは平均より上にある。インテリアには本物のレザーや金属が積極的に用いられ、デザインも特徴的だ。
知っておくべきこと
レクサスLSの英国価格は、2017年で7万2595ポンドからだった。現在は8万9175ポンド(約1435万円)からへ上昇している。
英国の中古車市場では、初期型のLSで5万2000ポンド(約837万円)前後から。殆どが最上級のプレミア・グレードとなる。フェイスリフト後の後期型はまだ価格が高く、7万ポンド(約1127万円)ほどの予算が必要となる。
レクサスの信頼性は間違いない。2021年にAUTOCARの姉妹メディアが実施した調査では、30メーカー中で1位に輝いている。
知っておくべきこと
レクサスLSの英国価格は、2017年で7万2595ポンドからだった。現在は8万9175ポンド(約1435万円)からへ上昇している。
英国の中古車市場では、初期型のLSで5万2000ポンド(約837万円)前後から。殆どが最上級のプレミア・グレードとなる。フェイスリフト後の後期型はまだ価格が高く、7万ポンド(約1127万円)ほどの予算が必要となる。
レクサスの信頼性は間違いない。2021年にAUTOCARの姉妹メディアが実施した調査では、30メーカー中で1位に輝いている。
英国で走るLSの殆どが、プレミア・グレード。前席・後席ともに、最高レベルの快適性が担保されている。
購入時に気をつけたいポイント
リコール
2017年10月から2019年9月に製造されたLSに対し、燃料ポンプのインペラーへひびが入る可能性があるとして、英国ではリコールが出されている。ディーラーで無償対応してもらえる。
荷室の広さ
LSの荷室は430Lしかなく、全長5235mmもあるサルーンとしては少々狭い。メルセデス・ベンツSクラスは510L、BMW 7シリーズは515Lある。
英国編集部の推しチョイス
ベスト:LS 500h
英国仕様のLSで選択できるパワートレインは1択で、3.5L V6ガソリンのハイブリッドのみ。市街地では優れた燃費を実現しながら、流れの速い郊外でも不足ないパワーを発揮してくれる。
ワイルドカード:メルセデス・ベンツSクラス
プラグイン・ハイブリッドのSクラスを選べば、充電することで更なる燃費性能を得られる。2017年式のSクラス・ハイブリッドの中古車を、同年式のLSと同等価格で英国なら探せる。