アウディTTロードスター登場
公開 : 2014.09.24 22:40 更新 : 2017.06.01 02:11
アウディは来週行われるパリ・モーターショーで、第3世代のTTロードスターを公開する。今年の11月から発売の予定で、右ハンドルは来年3月の発売となる。価格は、第3世代のTTクーペに£2,200(40万円)ほどプラスされる予定で、£29,770(530万円)からという値段設定がされるようだ。TTロードスター2.0TFSIが£32,000(570万円)程度となる予定だが、最終的な決定はまだされていない。
第2世代のTTロードスター同様、新しいロードスターもTTクーペのオープン化といったもので、そのファブリック・フードはおよそ10秒で開閉する。また、リア・スポイラーは120km/h以上でポップ・アップする。
ボディ重量は、TTロードスター2.0TFSIで1320kg。前モデルは1315kgだったから5kgほどの重量増加だ。ベースとなるのは言うまでもなくMQBプラットフォーム。ホイールベースは+37mmの2505mmになりながらも、全長は21mmほど短くなった。また、全幅は10mm狭くなった1832mm、全高は3mmダウンの1355mmだ。
ファブリック・フードを持つオープン・モデルとしてはCd値はトップ・クラスの3.0をマークするとアウディはコメントしている。また、そのファブリック・フードの構造材は、アルミニウム・フレーム、コンポジット・プラスティック、マグネシウムが複合的に使用され、39kgと3kgほど前モデルよりも少なくなっている。そのフード自体は、最高50km/hまでのスピードであれば開閉が可能。ブート・スペースは280ℓに上昇している。これは、前モデルよりも30ℓほど改善しているが、BMW 2シリーズのコンバーチブルよりは55ℓほど小さいものだ。
エンジンは4気筒のガソリンおよびディーゼルで、トランスミッションは6速マニュアルが標準、6速S-トロニックがオプションとなる。また、FWDモデルと4WDモデルが選択可能だ。
具体的なスペックは、230ps、37.4kg-mの2.0ℓダイレクト・インジェクション・ターボ・ユニットがスタンダードなTTロードスター2.0TFSIに搭載され、より強力な310ps、38.7kg-mがTT Sロードスターに搭載される。このTT Sロードスターのパワー、トルクは前モデルに対し、40ps、3.0kg-mほど大きい値だ。そのパフォーマンスは0-100km/h加速が前モデルよりも0.6秒速い4.9秒だ。またトップ・スピードは250km/hとなる。
一方、2.0ℓ4気筒のコモンレール・ディーゼルを搭載するTTロードスター2.0TDIは、184ps、38.7kg-mで、23.3km/ℓの燃費を持つ。標準的な6速マニュアルで、114g/kmというCO2排出量である。