トヨタの「GRスポーツ」、実際どう違うの? アクアとヤリス・クロスを検証 デザイン/内装編

公開 : 2023.03.28 18:32

車体の変更点について

ヤリス/アクア/ヤリス・クロスは基本プラットフォームを共用している。

ならばGRヤリスのサス周りを移植すれば……と考えても可笑しくないが、GRヤリスとGRMNヤリスのプラットフォームはGA-BとGA-Cを組み合わせたオリジナル。

アクアGRスポーツ(エモーショナルレッド)
アクアGRスポーツ(エモーショナルレッド)    宮澤佳久

ただ、強化ブッシュなど部分的にはGRヤリスから技術移植されている。

また、アクアGRスポーツ、ヤリス・クロスGRスポーツともにフロアトンネルの2か所とロアバックにブレースを入れ車体剛性を強化。バネ/ダンパーだけでなく関節や骨格まで手を加えている訳だ。

もたらされたフットワークだが、アクアGRスポーツとヤリス・クロスGRスポーツで印象が異なる。

(つづきは「試乗/価格編」で)

記事に関わった人々

  • 執筆

    川島茂夫

    Shigeo Kawashima

    1956年生まれ。子どものころから航空機を筆頭とした乗り物や機械好き。プラモデルからエンジン模型飛行機へと進み、その延長でスロットレーシングを軸にした交友関係から自動車専門誌業界へ。寄稿していた編集部の勧めもあって大学卒業と同時に自動車評論家として自立。「機械の中に刻み込まれたメッセージの解読こそ自動車評論の醍醐味だ!」と思っている。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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