レクサスRX 詳細データテスト 高級で快適 パワートレインは優秀 シャシーのスポーティさは不足 

公開 : 2023.04.02 20:25  更新 : 2023.04.04 02:06

スペック

レイアウト

プラットフォームは、トヨタのTNGA−K。すなわち、トヨタのカムリRAV4レクサスのESやNXと共有するアーキテクチャーだ。英国仕様はすべて、トランスミッション内にモーターを配するP3スタイルのハイブリッドだ。

4WDは、4気筒ガソリンエンジンとモーター/ジェネレーターのセットをフロントに横置き、リアにモーターを配置する非機械式だ。テスト車の重量は2088kg、前後重量配分は実測で56:44だった。

エンジン

プラットフォームは、トヨタのTNGA-K。ハイブリッドシステムは、トランスミッション内にモーターを配するP3スタイルだ。テスト車の重量は2088kg、前後重量配分は実測で56:44だった。
プラットフォームは、トヨタのTNGA-K。ハイブリッドシステムは、トランスミッション内にモーターを配するP3スタイルだ。テスト車の重量は2088kg、前後重量配分は実測で56:44だった。

駆動方式:フロント横置き+リアモーター横置き四輪駆動
形式:直列4気筒2393ccターボチャージャー、ガソリン
ブロック/ヘッド:-/アルミ
ボア×ストローク:φ87.5×99.5mm
圧縮比:11.0:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:268ps/-rpm
最大トルク:46.9kg-m/-rpm
エンジン許容回転数:-rpm
ハイブリッドアシスト:永久磁石同期モーター
モーター最高出力:87ps/103ps
モーター最大トルク:29.7kg-m/17.3kg-m
システム総合出力:371ps/-rpm
システム総合トルク:56.1kg-m/-rpm
馬力荷重比:184ps/t
トルク荷重比:27.8kg-m/t
エンジン比出力:112ps/L

ボディ/シャシー

全長:4890mm
ホイールベース:2850mm
オーバーハング(前):1080mm
オーバーハング(後):960mm

全幅(ミラー含む):2220mm
全幅(両ドア開き):3770mm

全高:1695mm
全高:(テールゲート開き):2230mm

足元長さ(前席):最大1090mm
足元長さ(後席):830mm
座面~天井(前席):最大1090mm
座面~天井(後席):830mm

積載容量:461L

構造:スティールモノコック/スティール+アルミボディ
車両重量:2025kg(公称値)/2088kg(実測値)
抗力係数:0.35
ホイール前・後:8.0Jx21
タイヤ前・後:235/50 R21 101W
ミシュラン・パイロットスポーツ4 SUV
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:6速AT
1速:4.48/8.7 
2速:2.52/15.3 
3速:1.56/24.8 
4速:1.14/34.0 
5速:0.85/45.5 
6速:0.67/57.8           

最終減速比:3.74:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:12.9km/L
ツーリング:11.2km/L
動力性能計測時:11.0km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):11.4km/L
中速(郊外):13.1km/L
高速(高速道路):14.5km/L
超高速:11.2km/L
混合:12.5km/L
EV航続距離:-km

燃料タンク容量:65L
駆動用バッテリー:ニッケル水素・-/-kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離(モーターのみ):-km
現実的な航続距離(エンジンのみ):-km
現実的な航続距離(エンジン+モーター):716km
CO2排出量:182g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後: マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.7回転
最小回転直径:11.8m

ブレーキ

前:400mm通気冷却式ディスク
後:340mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS、BAS、EBD
ハンドブレーキ:電動、センターコンソール右側にスイッチ配置

静粛性

アイドリング:42dBA
全開時(3速):77dBA
48km/h走行時:57dBA
80km/h走行時:61dBA
113km/h走行時:65dBA

安全装備

AEB/RSA/LKA/FCTA/VSC+/TRC/HAC/e-ラッチ
Euro N CAP:5つ星(2022年)
乗員保護性能:成人90%/子供87%
歩行者保護性能:89%
安全補助装置性能:91%

発進加速

テスト条件:湿潤路面/気温8℃
0-30マイル/時(48km/h):2.5秒
0-40(64):3.5秒
0-50(80):4.6秒
0-60(97):6.1秒
0-70(113):8.0秒
0-80(129):10.2秒
0-90(145):12.8秒
0-100(161):16.3秒
0-110(177):20.8秒
0-120(193):26.6秒
0-402m発進加速:14.8秒(到達速度:154.7km/h)
0-1000m発進加速:27.0秒(到達速度:194.2km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ジャガーFペイスP400e R−ダイナミックHSE(2021年)
テスト条件:湿潤路面/気温15℃
0-30マイル/時(48km/h):1.9秒
0-40(64):2.8秒
0-50(80):3.9秒
0-60(97):5.1秒
0-70(113):6.5秒
0-80(129):8.2秒
0-90(145):10.2秒
0-100(161):12.5秒
0-110(177):15.3秒
0-120(193):18.8秒
0-402m発進加速:13.6秒(到達速度:168.0km/h)
0-1000m発進加速:24.8秒(到達速度:214.0km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.8秒(2速)/2.5秒(3速)

30-50(48-80):2.0秒(2速)/2.5秒(3速)/3.2秒(4速)

40-60(64-97):2.6秒(2速)/2.8秒(3速)/3.6秒(4速)/4.4秒(5速)

50-70(80-113):3.3秒(3速)/3.8秒(4速)/4.7秒(5速)/6.2秒(6速)

60-80(97-129):3.7秒(3速)/4.2秒(4速)/5.5秒(5速)/7.2秒(6速)

70-90(113-145):4.5秒(3速)/4.8秒(4速)/6.2秒(5速)/8.6秒(6速)

80-100(129-161):5.8秒(4速)/7.1秒(5速)/10.1秒(6速)

90-110(145-177):7.5秒(4速)/9.4秒(5速)/12.3秒(6速)

100-120(161-193):11.8秒(4速)

制動距離

テスト条件:湿潤路面/気温8℃
30-0マイル/時(48km/h):10.7m
50-0マイル/時(64km/h):29.1m
70-0マイル/時(80km/h):56.8m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.46秒

ライバルの制動距離

ジャガーFペイスP400e R-ダイナミックHSE(2021年)
テスト条件:湿潤路面/気温15℃
30-0マイル/時(48km/h):8.7m
50-0マイル/時(64km/h):23.9m
70-0マイル/時(80km/h):46.7m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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