アストン・マーティンV12ヴァンテージSロードスター
公開 : 2014.09.25 23:40 更新 : 2017.05.29 18:20
■どんな感じ?
走らせてみれば、最初から最後まで全ての所作がドラマティック。2000rpm前後では快適でリラックスしてはいるが、それなりの硬さは感じ取れる。6000rpmより上は、強烈無比な炸裂感とサウンドにただただ酔いしれるのみだ。
ただし、スポーツシフトⅢパドル7速ATのシフトフィールは、”現代のレーシングカーと同程度” とアストンが謳うほどではない。
ノーマル、スポーツ、トラックの全モードを試してみたが、アップシフトはどれも致命的にまったりとしていて、ダウンシフトもわずかに速くなったとしか感じられなかった。
その反面、一般道やサーキットにおけるハンドリングや乗り心地、ブレーキの仕立ては、このクラスではトップだと言っていい。
同じエンジンを積むヴァンキッシュSにはZF製の8速ATを組み合わせているのだから、こちらにも同じギアボックスを載せても良さそうなものだが、聞いたところによるとスペースの問題があるようだ。
こればかりは非常に残念と感じた。