ベントレー・ベンテイガEWB 類まれな室内空間 もう1つのフラッグシップ・ベントレー登場

公開 : 2023.04.06 08:05

ベントレーの本懐、キーワードは「類まれ」

今回の特別展示会に先駆けて朝早めの時間に開催されたプレス向けの集いでは興味深い朝活もおこなわれた。

それは「瞑想」と「香り」がテーマ。最初はベントレーとどういった繋がりがあるのかわからなかった。

30種類の精油の中から自分に合う3つの香りを調合して自分らしい香りのハンドクリームを作り出すというinioi Lab.(イニオイラボ)の試み。
30種類の精油の中から自分に合う3つの香りを調合して自分らしい香りのハンドクリームを作り出すというinioi Lab.(イニオイラボ)の試み。

これらはベントレーのブランドのテーマである「エクストラオーディナリージャーニー」(類まれな旅)に紐づいているという説明で納得がいった。

これはクルマを販売するだけでなく、顧客が類まれな人生を送るための類まれな経験をベントレー自身が積極的に提供していくというもので、同社が掲げる「ウェル・ビーイング」や「ビスポーク」といった概念にも通じるものといえる。

今回われわれに「瞑想」を教えてくれたのは、マインドフルネスのエクササイズのインストラクターである金ケ江悦子さん。元ミス・インターナショナル日本代表でもある金ケ江さんの心身ともにキレイになるためのエクササイズの中で特に印象的だったのは、1分間に僅か4回のゆっくりとした呼吸で気持ちを落ち着かせるというものだった。

一方30種類の精油の中から自分に合う3つの香りを調合して自分らしい香りのハンドクリームを作り出すというinioi Lab.(イニオイラボ)の試みは、ベントレーのビスポークにも通じる新鮮な体験だった。

上質なクルマだけでなく、オーナーの人生にまで考えを巡らせる。

ベンテイガEWBのお披露目に合わせ、超高級車ブランドの本質も垣間見ることができたのだった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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