やっぱりホンダ「Nボックス」が強かった 2022年度、唯一の20万台超え 3月の軽・新車販売ランキングを解説
公開 : 2023.04.06 21:15 更新 : 2023.11.08 01:11
3月の軽自動車の販売ランキングです。Nボックスが、2.7万台を販売し1位。登録車・軽をあわせた2022年度の順位も判明しました。
Nボックス独走 2位に1万台以上の差
2023年3月の軽自動車の新車販売・車名別ランキングが発表された(全軽自協調べ)。
生産調整の影響が小さくなって、前年同月比8.9%増の2万7811台を販売した「ホンダNボックス」が、10か月連続でのトップにつく。
続く第2位には、昨年10月にマイナーチェンジしたダイハツ・タントが、同52.3%増(1万5251台)を達成して前月と同位に位置。
また、第3位には、同29.5%増の1万3137台を売り上げたスズキ・スペーシアが入り、第4位には、キャンバスの販売が好調なダイハツ・ムーヴが同52.0%増(1万2592台)を成し遂げてランクインした。
2023年3月 軽四輪車 通称名別 新車販売トップ10
1位 ホンダNボックス:2万7811台
2位 ダイハツ・タント:1万5251台
3位 スズキ・スペーシア:1万3137台
4位 ダイハツ・ムーヴ:1万2592台
5位 日産ルークス:1万192台
6位 スズキ・ワゴンR:7735台
7位 スズキ・アルト:7476台
8位 ダイハツ・タフト:7392台
9位 ダイハツ・ミラ:6605台
10位 日産デイズ:5583台
2022年度(登録車・軽の合計)は?
注目車の動きに触れていこう。
昨年6月に発売した「軽EV」の日産サクラは2888台、三菱eKクロスEVは1544台の販売台数を記録。
また、20thアニバーサリーエディションの生産を開始したダイハツ・コぺンは同13.9%増(608台)を成し遂げる。
一方で商用車カテゴリーでは、昨年12月に全面改良を実施したダイハツ・ハイゼットカーゴが同19.2%増(1万701台)、昨年8月にデビューした新型軽バンのスズキ・スペーシアベースが1464台の売り上げを達成した。
登録車・軽 合わせたランキングは?
なお、「登録車」と「軽自動車」を合わせた3月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが7か月連続での首位に立ち、以降はトヨタ・ヤリス、トヨタ・カローラ、日産ノート、ダイハツ・タントの順で続く。
一方、2022年度(2022年4月~2023年3月)の車名別ランキングは、年間販売台数で唯一20万台オーバーの20万4734台を成し遂げた「ホンダNボックス」が2年連続でのトップに輝いた。
以降はトヨタ・ヤリス、トヨタ・カローラ、ダイハツ・タント、日産ノートの順位となる。
2022年度 登録車・軽を合わせた通称名別 新車販売トップ5
1位 ホンダNボックス:20万4734台
2位 トヨタ・ヤリス:17万5383台
3位 トヨタ・カローラ:13万9588台
4位 ダイハツ・タント:12万3198台
5位 日産ノート:11万3390台
10万台を超えたのは、トップ5にスズキ・スペーシアとダイハツ・ムーヴを加えた7車種のみ。
半導体など部品供給不足による生産調整および受注の一時停止を実施した2022年度の苦心が、販売台数でもはっきりと示される結果となった。