物議を醸したクルマの最終評価 40選 前編 「名車」か「迷車」、結局どっち?

公開 : 2023.04.16 18:05

ランチア・ベータ

美点:1969年、フィアットに買収されたランチアが最初に発表したモデル、それがベータである。フィアットのツインカムを発展させた1.3~2.0Lのエンジン、完全独立サスペンション、全輪ディスクブレーキ、前輪駆動を備えている。ボディスタイルは、ファストバック、クーペ、ロードスター、そして洗練されたステーションワゴンがある。

難点:ベータは初期の頃、耐久性が原因でひどい評判を得た。最終的にこの問題に対処することができたが、その頃にはブランドに大きな傷がつき、英国市場から撤退せざるを得なくなった。そして、二度と戻ってくることはなかった。それさえなければ素晴らしいクルマであったのだが、このような事態を招いてしまったのは非常に残念なことである。

ランチア・ベータ
ランチア・ベータ

最終評価:名車

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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