フォルクスワーゲンID.7 次世代EVセダン、4月18日公開へ パサートの実質的後継か

公開 : 2023.04.13 20:05

フォルクスワーゲンは新型EV「ID.7」を4月18日に開幕する上海モーターショーで正式に披露する予定です。アルテオンやパサートの実質的な後継モデルと考えられます。

全長約4.9m Dセグの次世代セダン

フォルクスワーゲンは、新型のEVセダン「ID.7」を4月18日に開幕の上海モーターショーで発表する予定だ。

ID.7は今年1月にカモフラージュを施したプロトタイプとして公開されているが、正式なお披露目は今回が初となる。セダンだけでなくステーションワゴンタイプも投入される予定だ。

1月に公開されたフォルクスワーゲンID.7のプロトタイプ
1月に公開されたフォルクスワーゲンID.7のプロトタイプ    フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンのIDシリーズの6番目にあたるモデルで、MEBプラットフォームを使用し、全長4940mm、全幅1859mm、全高1529mmで、ホイールベースは2969mmとされる。

現在、Dセグメントにはアルテオンパサートがあるが、両車の実質的な後継モデルとしてID.7があてがわれているようだ。フォルクスワーゲンのトーマス・シェーファーCEOは以前、AUTOCARの取材に対して次のように語っている。

「世界的に見ても、セダンのセグメントは消滅しつつあります。中国でも、低価格帯のセダンではすでに消滅しようとしています。欧州においては、トルコなど一握りの市場を除いて下火になりつつあることから、フォルクスワーゲンが今後セダンモデルを多数投入することはないでしょう。これ(ID.7)がその1台であり、内燃機関を手放した後はこれに収斂されるのです」

ID.7は、ID.4とともにドイツのエムデン工場で生産され、そこから中国を除く各市場に輸出される予定だ。中国向けの車両は、現地の合弁会社によって生産されることになっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーク・ティショー

    Mark Tisshaw

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事