上海モーターショー2023「イッキ見」 日欧の注目発表続々 迎え撃つ中国メーカーは
公開 : 2023.04.21 18:25
HiPhi Y
HiPhi(ハイファイ)は現在、大型SUVの「X」とグランドツアラーの「Z」を展開している、中国の高級EVブランドだ。エントリーモデルの「Y」は、HiPhiの欧州進出の足がかりとなる、Xより一回り小型ながら奇抜さに劣らない電動SUVである。年末に受注開始予定で、7万5000ポンド(1250万円)以下の価格と量販を目指している。
レクサスLM
レクサスは、LM(Luxury Mover)の第2世代を上海で発表した。トヨタ・アルファードの上に位置する高級ミニバンで、広さと快適性に重点を置き、3列7人乗りと2列4人乗りが用意されている。シートは低弾性ポリウレタン素材を採用し、リクライニングや7種類のマッサージ機能を備える。また、1列目と2列目のシートの間にはガラスパネルが設置され、ショーファーカーとして乗員のプライバシーを守ることができる。パワートレインは2.4Lまたは2.5Lの直4ハイブリッド。日本や欧州にも導入予定だ。
メルセデス・マイバッハEQS SUV
メルセデスの超高級サブブランドであるマイバッハの電動SUVフラッグシップ。高級車による利益重視の戦略に移行する新時代を象徴するものだ。マイバッハがEQS SUVに期待しているのは、まだ高級電動SUVを展開していないベントレーやロールス・ロイスよりも一足先に地盤を固めること。マイバッハの特徴であるツートンカラーの塗装と、「ファーストクラス」と呼ぶにふさわしいインテリアを備えている。パワーは最高出力668psと最大トルク97kg-mを発生する2基の電気モーターを搭載し、航続距離は600kmとなる。
ミニ・エースマン
コンセプトモデルとして発表されたエースマンは、ミニ初のEV専用車であり、非常に重要なモデルである。2025年に登場し、ハッチバックのクーパーとSUVのカントリーマン(日本名:クロスオーバー)の間を埋めることになる。2012年のペースマン以来となる新しいネーミングを採用し、市販車はコンセプトとほぼ同様のものになるとされている。
ミニ・クーパーS Eコンバーチブル
英国で150台、欧州で999台の限定生産となるミニ・クーパーS Eコンバーチブル(英国名:エレクトリック・コンバーチブル)が、中国で公開された。通常のハッチバック仕様をベースにソフトトップを装備し、最高出力183psのシングルモーターにより0-100km/h加速8.2秒、航続距離200kmと見込まれる。
画像 新型車から未来のコンセプトまで大型発表続々【レクサスLMやポルシェ・カイエンなど注目のモデルを写真で見る】 全72枚