DS7 詳細データテスト パフォーマンスはまずまず ハンドリングもそこそこ EV走行はかなり快適

公開 : 2023.05.06 20:25  更新 : 2023.06.09 15:10

スペック

レイアウト

DS7のプラットフォームは、ステランティスで広く使われるEMP2。しかし、EV用の設計が施されていない旧バージョンなので、エンジン車とPHEVしか用意されない。

エンジンは横置きで前輪を駆動し、四輪駆動はリアへのモーター追加による。テスト車の前後重量配分は54:46だ。

エンジン

DS7のプラットフォームはステランティスのEMP2だが、EV非対応の旧バージョンなので、設定はエンジン車とPHEVのみ。横置きエンジンで前輪を、モーターで後輪を駆動する。前後重量配分の実測値は54:46だ。
DS7のプラットフォームはステランティスのEMP2だが、EV非対応の旧バージョンなので、設定はエンジン車とPHEVのみ。横置きエンジンで前輪を、モーターで後輪を駆動する。前後重量配分の実測値は54:46だ。

駆動方式:フロント横置き+リアモーター横置き四輪駆動
形式:直列4気筒1598ccターボチャージャー、ガソリン
ブロック/ヘッド:-/-
ボア×ストローク:φ77.0×85.8mm
圧縮比:10.5:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:200ps/-rpm
最大トルク:30.6kg-m/-rpm
エンジン許容回転数:-rpm
ハイブリッドアシスト:永久磁石同期モーター×2
モーター最高出力:-ps/-ps
モーター最大トルク:-kg-m/-kg-m
システム総合出力:360ps/-rpm
システム総合トルク:53.1kg-m/-rpm
馬力荷重比:191ps/t
トルク荷重比:28.2kg-m/t
エンジン比出力:125ps/L

ボディ/シャシー

全長:4595mm
ホイールベース:2740mm
オーバーハング(前):940mm
オーバーハング(後):915mm

全幅(ミラー含む):2096mm
全幅(両ドア開き):-mm

全高:1625mm
全高:(テールゲート開き):-mm

足元長さ(前席):最大1090mm
足元長さ(後席):765mm
座面~天井(前席):最大1005mm
座面~天井(後席):955mm

積載容量:555〜1752L

構造:スティールモノコック
車両重量:1885kg(公称値)/1956kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前・後:21インチ
タイヤ前・後:245/35 ZR21 96Y
ミシュラン・パイロットスポーツ4S TO
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:8速AT
1速:4.41/7.7 
2速:2.59/13.4 
3速:1.70/20.3 
4速:1.28/26.9 
5速:1.07/32.0 
6速:0.87/39.4           
7速:0.70/48.8 
8速:0.59/58.7           

最終減速比:3.87:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:13.3km/L
ツーリング:13.0km/L
動力性能計測時:6.4km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:57.0km/L
EV航続距離:58km

燃料タンク容量:43L
駆動用バッテリー:ニッケル水素・14.2/12.9kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離(モーターのみ):47km
現実的な航続距離(エンジンのみ):557km
現実的な航続距離(エンジン+モーター):604km
CO2排出量:40g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後: マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:3.0回転
最小回転直径:-m

ブレーキ

前:380mm通気冷却式ディスク
後:290mmディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動、センターコンソールにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:-dBA
全開時(5速):74dBA
48km/h走行時:57dBA
80km/h走行時:61dBA
113km/h走行時:66dBA

安全装備

エアバッグ(フロント・前席サイド・カーテン・リア)/AEB/ドライバーモニター/死角モニター
Euro N CAP:5つ星(2017年、DS7クロスバック)
乗員保護性能:成人91%/子供87%
歩行者保護性能:73%
安全補助装置性能:76%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h):2.5秒
0-40(64):3.4秒
0-50(80):4.5秒
0-60(97):5.7秒
0-70(113):7.1秒
0-80(129):8.8秒
0-90(145):10.7秒
0-100(161):13.0秒
0-110(177):15.6秒
0-120(193):19.9秒
0-130(209):27.4秒
0-402m発進加速:14.1秒(到達速度:168.5km/h)
0-1000m発進加速:25.3秒(到達速度:205.8km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
アウディSQ5 TDIスポーツバック(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温27℃
0-30マイル/時(48km/h):2.0秒
0-40(64):2.8秒
0-50(80):3.8秒
0-60(97):5.1秒
0-70(113):6.6秒
0-80(129):8.2秒
0-90(145):10.2秒
0-100(161):12.7秒
0-110(177):15.6秒
0-120(193):19.1秒
0-130(209):23.7秒
0-402m発進加速:13.6秒(到達速度:166.4km/h)
0-1000m発進加速:24.8秒(到達速度:212.6km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.7秒

30-50(48-80):1.9秒

40-60(64-97):2.3秒

50-70(80-113):2.7秒

60-80(97-129):3.1秒

70-90(113-145):3.6秒

80-100(129-161):4.1秒

90-110(145-177):4.9秒

100-120(161-193):7.0秒

110-130(177-209):11.8秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):8.0m
50-0マイル/時(64km/h):22.0m
70-0マイル/時(80km/h):45.0m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.69秒

ライバルの制動距離

アウディSQ5 TDIスポーツバック(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温27℃
30-0マイル/時(48km/h):8.9m
50-0マイル/時(64km/h):24.3m
70-0マイル/時(80km/h):47.8m

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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