マーレーT25 & T27
公開 : 2012.02.08 21:00 更新 : 2017.06.01 00:54
ゴードン・マーレー・デザインは、彼の革命的なT25とT27を生産する最終取引をしている。3つの取引相手が存在するとマーレーはわれわれに話したが、6月まではその相手を明かすことはできないとも言った。
マーレーのiストリーム製造プロセスを用いたT25とT27は同じラインで生産可能だ。そして、その燃料効率の良さ、投資に見合う見返り、スペース効率の追求という意味において、今まで提案されたシティカーのどれよりも優れているという。そのため3つのグループが、そのライセンスを巡って争っているのだという。
ひとつは英国に拠点をおくコンソーシアム、もうひとつはヨーロッパのメーカー、そしてもうひとつは海外にベースを置くコンソーシアムだという。
ガソリン・エンジンのT25と、EVのT27は、一つの会社に生産が委託されるという。別々にという考えはマーレーにはない。
iストリーム製造プロセスを使用する他の6つのプロジェクトも存在する。それは2シーターから13の席を持つクルマまでがその対象だ。
「これらは全て異なるボディワークとパワートレインが採用される」とマーレーは言う。「T25はiストリーム・テクノロジーのショーケース的な役割だった。いわば副産物といえるものだが、それでも彼らは興味をもってくれた。他の6つのプロジェクトは、本当に特定の車両を造るためのライセンスになるだろう」と。
ちなみに、先月後半、マーレーは日本のカーボンファイバーのスペシャリストである東レとの技術提携を結んでいる。