50km/ℓのフォルクスワーゲン・パサートGTE
公開 : 2014.09.30 22:40 更新 : 2017.06.01 02:11
フォルクスワーゲンは、パリ・モーターショーでパサートGTEを発表する。このプラグイン・ハイブリッド・モデルは、電気モーターのみで50kmの走行が可能で、エンジンとの組み合わせで最高1000kmの航続距離を持つモデルだ。
FWDのパサートGTEには、ゴルフGTEと共用するガソリン-モーターのハイブリッド・ユニットが搭載される。エンジンは、156ps/5500rpmを発揮する1.4ℓターボで、115ps、33.6kg-mのモーターと組み合わせられる。モーターはゴルフGTEに搭載されるものよりも強力なものが積まれおり、合計出力は、215ps、40.8kg-mと、ゴルフGTEよりも14ps、5.1kg-mほど大きい値だ。トランスミッションは6速のデュアル・クラッチだ。
モーターのためのバッテリーはリア・シートの下に取り付けられた9.9kWhのリチウム・イオンで、これもゴルフGTEのものよりも1.2kWhほど大きい。
充電は標準的な240Vで4時間15分。360Vを利用すると2時間30分にまで短縮できる。
ドライビング・モードは4つ用意される。Eモード、ハイブリッド、バッテリー・チャージ、そしてGTEだ。ガソリン・エンジンとモーターの使用状況は6.5インチのカラー・モニターに表示される。Eモードは、バッテリーのみで駆動されるモードで、最高速は130km/hに、そして航続距離は50kmとなる。GTEモードは、最大限のパフォーマンスを引き出すためのモードで、0-100km/h加速が8.0秒、そしてトップ・スピードは222km/hという値を持つ。
燃費は50.0km/ℓ以上で、CO2排出量は45g/km以下だという。
なお、このパサートGTEも、他のフォルクスワーゲンのハイブリッド・モデル同様に、グリルに青いアクセントが入れられる。また、パンバーは専用のものとなり、CシェイプのLEDデイタイム・ランニング・ランプも装備される。ホイールは17インチのアロイが装備される。
また、インテリアも、青い照明、そしてブルーのステッチの入ったステアリング・ホイールなどが装備される。