マクラーレンMP4-12Cスパイダー
公開 : 2012.07.04 15:30 更新 : 2017.06.01 00:59
革新的なリトラクタブル・ハードトップ・ルーフを採用したマクラーレンMP4-12Cスパイダーは、315km/hの最高速度を誇る。また、0-100km/h加速は、40kgの重量増加にもかかわらず3.1秒というタイムだ。
MP4-12Cスパイダーは、使用しない時には折りたたまれてシートの後ろに格納される2ピースのハードトップを持つ。クーペのようにガラス製のエンジン・カバーもキープされている。
ハードトップは30km/h以下であれば開閉が可能で、それに掛かる時間は17秒。また、Cピラーの間にあるガラスのスクリーンは、ルーフと独立して動く。このスクリーンは、風の巻き込みを抑えるウインド・ディフレクターの役目を果たす。
ルーフが上がっている時は、シートの後ろに52リッターの収納スペースが確保され、マクラーレンではそこに収まる専用の2つのソフト・バッグを用意している。
MP4-12Cがスパイダーになることによって、如何なるユーザビリティも失われなかったと、マネージング・ディレクターのアンソニー・シェリフは語っている。
搭載されるエンジンは、先月リビジョン・アップがアナウンスされた616bhpの3.8リッターV8で、0-100km/hは先述したようにクーペと同じ3.1秒。しかし、0-200km/h加速はクーペよりも0.2秒遅い9.0秒となる。また、最高速度は、ルーフを下げた状態で315km/h、ルーフを上げると328km/hとなる。
クーペと同様にそのシャシーは軽量カーボンファイバーのモノセルだが、スパイダー化による部分強化は特に必要がなかったという。特別に装備されたのは、屋根の開閉に応じてボリュームを調節するオーディオ・システムと、外気温を察知して温度調節を行うエアコンだけだという。
MP4-12Cスパイダーの価格はクーペよりも19,500ポンド(240万円)高い195,500ポンド(2,445万円)になる。デリバリーは11月からになる予定だ。