音声で操作! ケンウッド彩速ナビ「TYPE S」、フローティング大画面も選べる新型の注目機能は?
公開 : 2023.05.18 11:03
KENWOOD彩速ナビに、音声操作できる新型が登場。ここでは、普及価格帯でも高性能な「TYPE S」の4モデルを解説します。7~8インチが揃います。
TYPE S(タイプS)が2023年モデルに
カーナビの世界では、高価格帯のモデルと、エントリーモデルに目が行きがちだが、高機能で買いやすい値段のものも存在する。
ケンウッドの彩速ナビ「TYPE S」はそんなポイントを押さえたシリーズ。新型となる2023年モデルが登場したので、確認しておこう。
5月下旬に発売される「TYPE S」は4モデル。8V型フローティングと、インダッシュの8V型/7V型ワイド/7V型をラインナップする。
高速レスポンス、ここです案内、ハイレゾ再生、HDMI入力という1ランク上の性能を備えながら、“普及価格帯”を維持するコンセプトは今まで通り。
新型の最大のトピックは、「音声操作」に対応したことだ。ハンドルから手を離さずに、「ハイ彩速!」と声をかければ、運転中に使うナビ操作ができる。
じつに全108操作、242ワードに対応するという。
例えば、地図を拡大したいときもタッチは不要。
「ハイ彩速」「詳細」と言えば、縮尺を変えられる。
スマホの音楽を聞きたいなら、「ハイ彩速」「ソース切替」「ブルートゥース」と言えばいい。
お腹が空いたら、「ハイ彩速」「近くのファミレス」「候補○○へ行く」という具合だ。
駐車場の有無、ワンタップで確認
続いての新機能は、指先のタップ1つで、「駐車場」「ドライブスルー」の有無をチェックできるもの。
ナビ画面のチェックボタンをタップするだけで、マップ上の駐車場・ドライブスルーがある施設に、ピンが表示される(POIジャンル付帯設備検索)。
また、新たに到着予想時刻の精度をアップする機能も追加された。
道路事情は、都市部と郊外では異なるし、運転速度も個人で異なる。
そこで、「平均車速」という設定項目が誕生した。「一般道路」「有料道路」「高速道路」の3カテゴリーで、5km/hごとに設定できるから好みの設定で使ってみよう。
面白い新機能としては、「環境にやさしいガソリンスタンド」を教えてくれるものが興味深い。e→AS(イーアス)という認定を受けたスタンドをロゴマークで示してくれるのだ。
ガソリンスタンドの給油ノズルに、蒸発ガスを吸い込む装置をつけて、大気汚染の原因物質の蒸発や、ガソリン特有の匂いを低減する取り組みをしている施設として、環境省も利用を勧めているから覚えておこう。
価格情報・ラインナップについて
彩速ナビ「TYPE S」の新型ラインナップは、下記のとおりだ。いずれもオープン価格で、市場推定価格も明らかになっている。
8V型フローティング「MDV-S801F」:11万5300円前後
8V型インダッシュ「MDV-S810L」:11万円前後
7V型200mmワイド「MDV-S710W」:9万2200円前後
7V型「MDV-S710」:9万2200円前後
8V型フローティングは、従来の7インチ開口サイズに取付けでき、330車種以上に搭載可能。走行中のディスプレイのブレも低減する機構を採用した。
8V型インダッシュは、トヨタ9インチ開口車専用エスカッション「KIT8-18T」や、車種別専用取付けキットを使えば、さまざまなクルマに取付けできる。
4モデルともに、タッチパネルに光沢処理を施し、メリハリのある高画質と高速レスポンスを持ち味にしている。
デジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EMN5700(別売)」、前後2カメラ式ドライブレコーダー「DRV-MN970(別売)」との連携ができるので、ナビ画面でカメラ映像の確認ができるのもポイントだろう。
ケンウッド彩速ナビの新しい「TYPE S」は5月下旬の発売だ。