代車に来たポロの内装 フォルクスワーゲンID.4 GTX 長期テスト(9) ハードボタンの復活は?

公開 : 2023.05.28 09:45

ステアリングにハードボタンは復活するのか

ID.4 GTXのインフォテインメント・システムで、筆者が頻繁に出くわすバグが音楽の再生エラー。聞こうとした曲の最初の2・3秒部分だけ、何度もループ再生されるというものだ。1度始まると、ラジオへ切り替えるなどしない限り止まらない。

ちなみに、ステアリングホイールのタッチセンサー部分には、曲を飛ばしたりボリュームを調整できる機能が備わることを、最近知った。今さら、と突っ込まれそうだが。まだ気付いていない機能も、どこかにありそうだ。

フォルクスワーゲンID.4 GTX マックス(英国仕様)
フォルクスワーゲンID.4 GTX マックス(英国仕様)

フォルクスワーゲンには、ユーザー・インターフェイスを見直す計画があるようだ。トーマス・シェーファーCEOは、ハードボタン付きのステアリングホイールを復活させることへ言及した。

ユーザーからのフィードバックを踏まえた内容ということで、実現すれば、これから購入する人にとっては大きなメリットになるだろう。ID.4 GTXもそれを得ることができれば、より親しみやすいバッテリーEVになることは間違いない。

テストデータ

気に入っているトコロ

動力性能:ポロでは叶えることができない、満ち足りた加速力に浸れる。

気に入らないトコロ

ノン・パワーテールゲート:クルマは電動でも、テールゲートは手動。毎回手を伸ばして開け閉めするのが、面倒に感じることがある。

価格

モデル名:フォルクスワーゲンID.4 GTX マックス(英国仕様)
新車価格:5万540ポンド(約808万円)
テスト車の価格:5万1225ポンド(約819万円)

テストの記録

電費:5.4km/kWh
航続距離:421km
故障:ホイールアーチの脱落
出費:なし

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

長期テスト フォルクスワーゲンID.4 GTXの前後関係

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