三菱アウトランダー
公開 : 2012.02.09 00:01 更新 : 2017.06.01 00:54
三菱は来月のジュネーブ・モーターショーを前に、新しいアウトランダーを発表した。この新しい第3世代のアウトランダーには、50g/km未満のCo2排出量と60km/l以上の燃費を誇るプラグイン・ハイブリッド・モデルもラインナップされる。
新しいアウトランダーは、PX-MiEVIIとして東京モーターショーで発表されたコンセプトモデルの延長線上にある。生産型もそのコンセプトはほとんど変わっていない。若干ソフトになったフロントエンドと、丸型のフォグランプ、リデザインされたフロントグリルとフロントバンパー下部が変えられた程度だ。コンセプトカーよりもピカピカなミラーも、異なるところだろう。
三菱が言う「ソリッドでシンプルで安全な」デザインがされているというが、リア・ビューについてはまだ明らかにされていない。
インテリアについても明らかにされていないが、現行モデルと相違ないと三菱はコメントしている。7シーターのインテリアは、多くのパッドを入れられた柔らかい表面と柔らかいタッチのフィニッシュがされ、よりドライバーが集中できるダッシュボードと多機能ステアリングホイールが与えられてる。
チルト&テレスコピック・ステアリングホイール、ワイドビジョンのキセノン・ヘッドランプ、デュアルゾーン・エアコン、フラットな荷室、パワー・テールゲートも標準だ。
更に、前方衝突防止装置、レーン離脱警告、アクティブ・クルーズ・コントロールがオプショで装着される。
エンジンは、リファインされた2.0リッターMIVECガソリンと、2.2リッターのクリーン・ディーゼルが搭載される。共にFWDモデルと4WDモデルが用意され、エコ・ドライブ・モードを備えた新しい6速オートマティック・ギアボックスと、スタートストップ・システムが組み合わせられる。
アウトランダーは通常のモデルでも130g/km以下ののCo2排出量を達成している。
ヨーロッパではスタンダードモデルはこの夏から、プラグイン・ハイブリッド・モデルは2013年から手に入れることが可能。ハイブリッド・モデルは2つのモーターと2.0リッターのガソリン・エンジンとの組み合わせ。電力だけで48km走ることができ、複合燃費で60km/lをマークする。
残念ながらこの新しいアウトランダーはビルトイン・ヨーロッパではない。それはオランダ工場での生産を三菱が停止するという決定によるものだ。