レンジローバー・イヴォーク日本限定「ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパン」試乗してみた

公開 : 2023.05.22 17:05

よりも輝くイヴォークの素質とは?

2代目のレンジローバー・イヴォークをドライブするのは、このクルマが上陸した時以来のこと。

久しぶりにステアリングを握ったイヴォークは「以前よりも静かになっている」と感じた。

久しぶりにステアリングを握ったイヴォークは「以前よりも静かになっている」と感じた、と筆者。
久しぶりにステアリングを握ったイヴォークは「以前よりも静かになっている」と感じた、と筆者。

20インチ・タイヤを履く足回りからのノイズはごく僅かだし、P250と表記されている2L 4気筒のガソリン・エンジンと9速ATの連携も絶妙だと感じた。

まだマイナーチェンジと呼べるほどの大きな改変は受けていない2代目イヴォークだが、それでもモデルイヤーごとに確実に仕上がりが良くなっているのである。

今回の試乗ではイヴォークのサイズ感が際立って感じられた。街中中心の試乗だったということもあるし、直前まで現行レンジローバーに乗っていたということも無視できない。

イヴォークのボディは全長(4380mm)に対し若干幅広(1905mm)だが、それでも狭い道やコインパーキングに止める際、前後オーバーハングが極端に小さいボディは扱いやすかった。これは日本の都市部で気軽に「乗ろう」思える最大サイズなのだと思う。

試乗が終わった後、しみじみとイヴォークを眺め、このクルマのかっこよさを再確認した。使い勝手の良さやレンジローバーの系統といったトピックもあるが、優れた見た目こそイヴォークを選ぶ最大の理由なのだと思う。

そしてコリンシアンブロンズのルーフは、シャープな都会派SUVのスタイリングにほどよいエッセンスをプラスしているのである。

レンジローバー・イヴォーク・ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパンのスペック

価格:829万円
全長:4380mm
全幅:1905mm
全高:1650mm
車両重量:1840kg
パワートレイン:2リッター直列4気筒ターボ
ギアボックス:9速AT
最高出力:249ps/5500rpm
最大トルク:37.2kg-m/1500-4500rpm
燃料:ガソリン
乗車定員:5名

レンジローバー・イヴォーク・ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパン
レンジローバー・イヴォーク・ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパン

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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