フォードF−150 詳細データテスト 驚異の動力性能 トラックらしからず快適 とにかく巨大で高価

公開 : 2023.05.27 20:25  更新 : 2023.06.09 16:33

使い勝手

インフォテインメント

F-150ライトニングの上位グレードは、縦型15.5インチ画面のSync4Aインフォテインメントシステムが装備される。マスタング・マッハEやレンジャー・ラプターの最新モデルにも見られたシステムだ。

ほかのクルマで試した際には、使い勝手にほめるべきところが見られたが、できれば実体スイッチにしてほしい操作系がディスプレイへ統合されている部分もあった。なお、今回のクルマはラジオやナビゲーションがアメリカ仕様のままだったので、星の数での採点はしていない。

マスタング・マッハEなどと同じ縦型15.5インチ画面を使うシステムだが、今回はアメリカ仕様のままなので、いつも通りの採点は行っていない。
マスタング・マッハEなどと同じ縦型15.5インチ画面を使うシステムだが、今回はアメリカ仕様のままなので、いつも通りの採点は行っていない。    LUC LACEY

スマートフォンのミラーリングは、AppleもAndroidもワイヤレス接続。ワイヤレス充電器も装備している。iPhoneの接続には多少の手間がかかり、接続そのものにもやや不具合はあったが、おおむね問題なく使える。

燈火類

F−150は全車ともダイナミックコーナリング機能付きLEDヘッドライトが標準装備されるが、下位グレードは前後のライトバーが装着されない。今回は、その機能を試す機会がなかった。

ステアリングとペダル

左ハンドルのペダル配置は、ブレーキペダルがやや左寄りだが、右足が問題なく届く範囲。オーストラリアなどには右ハンドル仕様の供給が検討されているが、英国導入は今のところ視野に入っていないようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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