フォードF−150 詳細データテスト 驚異の動力性能 トラックらしからず快適 とにかく巨大で高価

公開 : 2023.05.27 20:25  更新 : 2023.06.09 16:33

スペック

レイアウト

シャシーはエンジン車用のスティールラダーフレームをベースに、EV用の改修と補強を加えた仕様。駆動用バッテリーは、床下のシャシーフレーム内に収まる。

サスペンションは、F−150初の四輪独立で、リヤはリジッドではなくトレーリングアームとコイル。前後重量配分は、実測で50:50だった。

パワーユニット

シャシーはエンジン車用のスティールラダーフレームをEV用に改修し、床下のシャシーフレーム内に駆動用バッテリーを収める。サスペンションは、F−150初の四輪独立。前後重量配分は、実測で50:50だ。
シャシーはエンジン車用のスティールラダーフレームをEV用に改修し、床下のシャシーフレーム内に駆動用バッテリーを収める。サスペンションは、F−150初の四輪独立。前後重量配分は、実測で50:50だ。

駆動方式:フロント/リヤ横置き四輪駆動
形式:永久磁石同期電動機
駆動用バッテリー:水冷リチウムイオン・392V・143kWh(グロス値)/131kWh(ネット推定値)
最高出力:571ps/-rpm
最大トルク:107.2kg-m/-rpm
最大エネルギー回生性能:226kW
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:182ps/t
トルク荷重比:34.3kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:5910mm
ホイールベース:3695mm
オーバーハング(前):960mm
オーバーハング(後):1255mm

全幅(ミラー含む):2440mm
全幅(両ドア開き):4200mm

全高:1989mm
全高:(荷台カバー開き):2180mm

足元長さ(前):最大1110mm
足元長さ(後):850mm
座面~天井(前):最大990mm
座面~天井(後):930mm

積載容量:1495L

構造:スティールフレーム/アルミボディ
車両重量:3127kg(公称値)/3121kg(実測値)
抗力係数:−
ホイール前・後:8.5Jx22
タイヤ前・後:275/45 R22 115W M+S
コンチネンタル・クロスコンタクトRS
スペアタイヤ:フルサイズ(荷台下に積載)

変速機

形式:1速リダクションギア(前後)
ギア比
リダクション比前/後:9.7:1/9.6:1 
1000rpm時車速:15.8km/h
113km/h/129km/h時モーター回転数:7118rpm/8135rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:3.5km/kWh
ツーリング:3.9km/kWh
動力性能計測時:1.8km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/kWh
中速(郊外):-km/kWh
高速(高速道路):-km/kWh
超高速:-km/kWh
市街地:-km/kWh
混合:3.7km/kWh

公称航続距離:483km
テスト時航続距離:463km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後:トレーリングアーム/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:3.2回転
最小回転直径:15.6m

ブレーキ

前:356mm通気冷却式ディスク
後:350mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS、ESC、EBD
ハンドブレーキ:電動式・全自動

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):74dBA
48km/h走行時:55dBA
80km/h走行時:63dBA
113km/h走行時:66dBA

安全装備

ABS/アドヴァンストラック+RSC/FCW/DBS/HSA
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温15℃
0-30マイル/時(48km/h):2.0秒
0-40(64):2.6秒
0-50(80):3.4秒
0-60(97):4.5秒
0-70(113):5.7秒
0-80(129):7.5秒
0-90(145):9.6秒
0-100(161):12.4秒
0-402m発進加速:13.3秒(到達速度:164.2km/h)
0-1000m発進加速:-秒(到達速度:-km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ポルシェタイカンRWDパフォーマンスパック・プラス
テスト条件:湿潤路面/気温6℃
0-30マイル/時(48km/h):2.5秒
0-40(64):3.3秒
0-50(80):4.2秒
0-60(97):5.1秒
0-70(113):6.1秒
0-80(129):7.4秒
0-90(145):9.1秒
0-100(161):10.9秒
0-402m発進加速:13.4秒(到達速度:182.3km/h)
0-1000m発進加速:23.5秒(到達速度:231.3km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.3秒

30-50(48-80):1.5秒

40-60(64-97):1.8秒

50-70(80-113):2.3秒

60-80(97-129):3.0秒

70-90(113-145):3.9秒

80-100(129-161):5.0秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温15℃
30-0マイル/時(48km/h):9.6m
50-0マイル/時(80km/h):26.3m
70-0マイル/時(113km/h):51.2m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.06秒

ライバルの制動距離

ポルシェ・タイカンRWDパフォーマンスパック・プラス
テスト条件:湿潤路面/気温6℃
30-0マイル/時(48km/h):9.9m
50-0マイル/時(80km/h):27.2m
70-0マイル/時(113km/h):54.0m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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