7人乗りEV! メルセデス・ベンツ「EQS SUV」日本発売 450・580の価格/サイズ/内装を解説
公開 : 2023.05.29 11:03
メルセデスの3列7人乗りEV「EQS SUV」が、日本発売に。2000万円クラスの価格です。航続可能距離・導入モデル・充電について解説します。
EQSのSUV版 価格が判明
メルセデス・ベンツ日本が、ラグジュアリーSUV電気自動車「EQS SUV」を発売した。
2019年から日本市場に「EQC」「EQA」「EQB」とSUVタイプのEVを順次導入したメルセデス・ベンツは、2022年にはセダンタイプの「EQS」「EQE」も導入。
今回のEQS SUVでEVとしては6モデル目、SUVタイプとしては4モデル目となる。
日本仕様のグレードは、駆動モーターのパワーが異なる「EQS 450 4マティックSUV(以下、EQS 450 SUV)」と「EQS 580 4マティックSUVスポーツ(以下、EQS 580 SUV)」を設定。
車両価格は「EQS 450 SUV」が1542万円、「EQS 580 SUV」が1990万円となっている。
車名からも分かるように、メルセデスEQのフラッグシップSUVということもあり、価格は2000万円クラスとなる。
だが、日本市場においてLLクラスのプレミアムSUVは、エンジン車でも同様の価格設定のモデルが多い。買える買えないを別にすれば法外に高い価格ではないといえるだろう。
では、そんなメルセデスのラグジュアリーSUV電気自動車、EQS SUVの概略を紹介していこう。
外観・サイズ GLSとどう違う?
EQS SUVのボディサイズは、全長5130×全幅2035×全高1725mm、ホイールベースは3210mmという、堂々たるもの。
ちなみに、エンジン車SUVのフラッグシップである「GLS」は、全長5210×全幅1955×全高1825mm、ホイールベースが3135mm。EQS SUVのほうが、全長が短くワイドで、車高がやや低いといったサイズ感だ。
それでも、EQSセダンと同じEV専用プラットフォームの採用で、キャブフォワードデザインとなるなど、エンジン車とはスタイリングは大きく異なる。
フロントフェイスは、ブラックのパネルに統合され、ライトバンド(光の帯)でつながっている左右のヘッドライトと、ディープブラックのフロントグリルで形成される。
サイドビューは、緩やかな傾斜を持つAピラーが印象的。ドアハンドルは格納式のシームレスタイプだ。
LEDリアコンビランプの内部は曲線的な螺旋構造。こちらにもライトバンドが設けられ、これがEQモデルであることを強調している。