メルセデス・ベンツAクラス 詳細データテスト 電動化の恩恵は大 速さも燃費も向上 静粛性は要改善

公開 : 2023.06.03 20:25  更新 : 2023.06.09 13:27

スペック

レイアウト

MFA2プラットフォームは、スティールモノコックの前方に直4を横置きする、前輪駆動ベースのレイアウト。サスペンションはフロントがストラット、リアがトーションビームだが、4WDモデルは四輪独立式となる。

テスト車の前後重量配分は、実測で62:38だった。

エンジン

MFA2プラットフォームは、スティールモノコックのを横置きFFベース。リアサスペンションはトーションビームだが、4WDモデルは独立式となる。
MFA2プラットフォームは、スティールモノコックのを横置きFFベース。リアサスペンションはトーションビームだが、4WDモデルは独立式となる。

駆動方式:フロント横置き前輪駆動
形式:直列4気筒1332ccターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ72.2×81.3mm
圧縮比:11.8:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:163ps/5500rpm
最大トルク:27.5kg-m/2000~3500rpm
エンジン許容回転数:6300rpm
馬力荷重比:120ps/t
トルク荷重比:20.2kg-m/t
エンジン比出力:123ps/L

ボディ/シャシー

全長:4419mm
ホイールベース:2729mm
オーバーハング(前):-mm
オーバーハング(後):-mm

全幅(ミラー含む):1995mm
全幅(両ドア開き):3680mm

全高:1423mm
全高(テールゲート開き):1980mm

足元長さ(前席):最大1130mm
足元長さ(後席):720mm
座面~天井(前席):最大1000mm
座面~天井(後席):930mm

積載容量:405~1210L

構造:スティールモノコック
車両重量:1365kg(公称値)/1396kg(実測値)
抗力係数:0.27
ホイール前・後:7.0Jx18
タイヤ前・後:225/45 R18 91W
ブリヂストン・トランザT005MO
スペアタイヤ:なし(パンク修理材)

変速機

形式:7速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:4.46/6.6 
2速:2.65/11.3 
3速:1.63/18.2 
4速:1.11/26.7 
5速:0.86/34.6
6速:0.68/43.8 
7速:0.55/54.1 
最終減速比:4.18:1   

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:15.9km/L
ツーリング:21.0km/L
動力性能計測時:8.5km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):11.1km/L
中速(郊外):17.8km/L
高速(高速道路):20.0km/L
超高速:17.2km/L
混合:17.0km/L

燃料タンク容量:43L
現実的な航続距離:684km
CO2排出量:135g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:トーションビーム/コイルスプリング

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.6回転
最小回転直径:11.0m

ブレーキ

前:305mm通気冷却式ディスク
後:276mmディスク
制御装置:ABS、アクティブブレーキアシスト
ハンドブレーキ:電動、ステアリングコラム右側にスイッチ設置

静粛性

アイドリング:42dBA
全開時(4速):76dBA
48km/h走行時:61dBA
80km/h走行時:64dBA
113km/h走行時:68dBA

安全装備

ABS/ABA/ESP/BSA/LKA
Euro N CAP:5つ星(2018年、A180d)
乗員保護性能:成人96%/子供91%
歩行者保護性能:92%
安全補助装置性能:75%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温11℃
0-30マイル/時(48km/h):3.1秒
0-40(64):4.3秒
0-50(80):5.9秒
0-60(97):7.8秒
0-70(113):10.3秒
0-80(129):13.2秒
0-90(145):16.6秒
0-100(161):21.4秒
0-110(177):27.5秒
0-402m発進加速:16.2秒(到達速度:142.9km/h)
0-1000m発進加速:29.5秒(到達速度:181.2km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
フォルクスワーゲン・ゴルフ1.5e−TSIスタイル(2020年)
テスト条件:乾燥路面/気温18℃
0-30マイル/時(48km/h):3.1秒
0-40(64):4.5秒
0-50(80):6.4秒
0-60(97):8.3秒
0-70(113):10.9秒
0-80(129):13.9秒
0-90(145):17.5秒
0-100(161):22.6秒
0-110(177):29.0秒
0-402m発進加速:16.5秒(到達速度:140.0km/h)
0-1000m発進加速:29.9秒(到達速度:178.3km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):2.5秒(2速)/3.3秒(3速)/5.3秒(4速)

30-50(48-80):3.3秒(3速)/4.5秒(4速)/6.6秒(5速)/12.0秒(6速)

40-60(64-97):3.7秒(3速)/4.7秒(4速)/6.1秒(5速)/8.1秒(6速)/13.3秒(7速)

50-70(80-113):4.4秒(3速)/5.1秒(4速)/6.3秒(5速)/8.0秒(6速)/10.5秒(7速)

60-80(97-129):5.5秒(4速)/6.8秒(5速)/8.6秒(6速)/11.4秒(7速)

70-90(113-145):6.4秒(4速)/7.4秒(5速)/9.6秒(6速)/13.2秒(7速)

80-100(129-161):8.2秒(4速)/8.4秒(5速)/11.0秒(6速)/16.2秒(7速)

90-110(145-177):10.4秒(5速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温11℃
30-0マイル/時(48km/h):8.8m
50-0マイル/時(64km/h):24.2m
70-0マイル/時(80km/h):47.1m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.80秒

ライバルの制動距離

フォルクスワーゲン・ゴルフ1.5e-TSIスタイル(2020年)
テスト条件:乾燥路面/気温18℃
0-0マイル/時(48km/h):8.5m
50-0マイル/時(64km/h):23.1m
70-0マイル/時(80km/h):45.4m

各ギアの最高速

1速:41.8km/h(6300rpm)
2速:70.8km/h(6300rpm)
3速:114.3km/h(6300rpm)
4速:169.0km/h(6300rpm)
5速:159.3km/h(6300rpm)
6速:225.3km/h(5152rpm)
7速(公称値):225.3km/h(4167rpm)

7速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):2083rpm/2381rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事