名古屋クラシックツアー・シーズン3

2014.09.28

text & photo:Kazumi Bamba (馬場和実/ELSE DESIGN)

 
1泊2日で行われるヒストリックカー・ミーティングの姉妹イベントとして、気軽にクラシックカー・ラリーを体験できる1デイ・ラリーが名古屋クラシックツアーだ。例年使ってきた知多半島と渥美半島を結ぶカーフェリー「フラワーライン」が9月末で航路廃止されるため、名古屋クラシックツアー恒例の貸切運航も今回が最後になる。

澄み切った秋晴れの朝 70台のクラシックカーとモダン・スポーツカーが名古屋城二の丸駐車場に集合。愛知県中警察の秋の交通安全キャンペーンに協力し、参加者に安全運転を心がけていただき、スタート地点の長者町繊維街に移動。河村たかし名古屋市長に交通安全を祈願しスターター フラッグを振って頂いた。

参加車はAグループと、Bグループの2グループに分かれラリーがスタートした。このグループ分けは、フェリーの積載台数の関係からで、Aグループは 渥美半島から知多半島を目指し、Bグループは知多半島から渥美半島を目指し、どちらも鈴鹿山脈の東麗にあるアクアイグニスに設けられたゴールを目指した。途中4か所のスタンプポイントと、3連続と4連続のPC競技が設けられ、参加者は真剣にアタックしていた。

アクアイグニスでは食事を楽しみながら表彰式となった。参加者を楽しませることを身上とするヒストリックカー・ミーティングだけに、前回の松本で歌と踊りを披露してくれた、Rs キッズ・ダンスボックスが今回も盛り上げてくれた。もちろん最後はサンバで楽しみ、参加者全員にゼッケン・ナンバーの付いたワインをはじめ、豪華な賞品が贈られた。

なお今年のヒストリックカー・ミーティングは12月6-7日に伊勢志摩で行われる。詳しくはホームページをご覧いただきたい。

http://www.historiccarmeeting.com/

  • エントラントは名古屋城二の丸駐車場で受け付けを済ませたのち、ドライバーズ・ミーティングが行われた。

  • 参加車は名古屋城二の丸駐車場から、スタート地点となる長者町繊維街に移動しゼッケン順に整列した。

  • 今年も河村たかし名古屋市長に、交通安全を祈願しつつスターター フラッグを振っていただいた。

  • 愛知県中警察の秋の交通安全キャンペーンに協力し、今年のテーマである歩行者の安全を啓蒙した。

  • 知多半島の景色の良い、人にもクルマにも気持ちの良いルートを進むBグループの参加者たち。

  • ヨーロッパ車が多いこのツアーだが、シボレー・コルベットがC2とこのC3の2台が参加した。

  • 師崎港と伊良湖港間を20年間運行していたカーフェリー「フラワーライン」は2014年9月末で廃止となった。

  • フェラーリから降り渥美半島のルートを目指すアルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スパイダー。

  • フェリーに乗り込むBグループの競技車たち。このあと船内でスペシャル・ランチを楽しんだ。

  • こちらは師崎港で下船するAグループの車両。下船後豊浜漁港で3連続のPC競技に挑んだ。

  • 貸切とされたフェリーの船内は、参加した色とりどりのヒストリックカーで埋め尽くされた。

  • 今回のハイライトは、ポルシェ904カレラGTSがツアーに挑み、その姿と4カム・サウンドを披露したことだ。

  • フェリーから降りるフィアット・アバルト695。レーシーにモディファイされていた。

  • こちらは貴重なBMWイセッタの高性能版の600。後輪がダブルの”4輪車”になることが特徴。

  • 渥美半島に上陸すると、地元の観光協会から参加車すべてに花束がプレゼントされた。

  • 花束は渥美半島特産のバラをアレンジしたもので、女性エントラントに好評だった。

  • 知多市研修センターでの4連続PCをこなしたあとは、伊勢湾岸道、東名阪を通り四日市ICまで移動。

  • 四日市ICを降り湯の山温泉方向に進み、近鉄湯の山線の踏切を越えればゴールまであと数100mだ。

  • ゴールは鈴鹿山脈の東麗にある、新感覚の複合温泉リゾート施設のアクアイグニスに設けられた。

  • アクアイグニスの中にはモーガン・スリー・ホイラーが、フィニッシュした参加者たちを出迎えた。

  • 前回の松本で歌と踊りを披露してくれた、Rs キッズ・ダンスボックスが今回も盛り上げてくれた。

  • 食事が一段落したところで表彰式が行われ、上位3組が壇上に上がり祝福された。

  • ヒストリック・ツアー恒例のサンバはもちろんここでも登場。参加者全員で大盛り上がりとなった。

  • 今回はゼッケン・ナンバーが付けられた特製ワインが、全車のオーナーににプレゼントされた。

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