究極の趣味車、セブン所有者「オフ会」行ってみた 2023 SEVEN DAY OFF LINE MEETING in 八ヶ岳

公開 : 2023.06.05 12:41

オーナー車の個性、究極は170Sか(?)

セブンの起源であるロータス・セブンはロータスが今のような規模になる前の、バックヤードビルダーと呼ばれた時代に誕生したもの。完成車のみならずキットで買って自宅で組み立てることもできた。だから色や仕様だけでなく、オーナーの個性を反映した様々なモディファイを受けた個体が珍しくない。

旅をする人はトランクやバッグをセブンのリアやロールバーあたりに備え付けているし、幌やフロントガラスも外しているサーキット派もいる。またこれまで様々なSOCJのイベントに参加し、その記念のステッカーや金属製のプラークを貼っている車も多く見かけた。

これまで様々なSOCJのイベントに参加し、その記念のステッカーや金属製のプラークを貼っている車も多く見かけた。
これまで様々なSOCJのイベントに参加し、その記念のステッカーや金属製のプラークを貼っている車も多く見かけた。    吉田拓生

また今回はSOCJからメンバーではない人に優先的にセブンのマークが入ったエコバックのプレゼントが用意されていたのである。

セブンは究極の個性はスポーツカーと言われるだけあって、次に乗るクルマが見つけられないというのはよく聞く話。だから今回のイベントに参加するようなセブン乗りは年季が入ったアツ~い人が多いのである。

筆者が乗って行ったプレスカーのセブン270Rより、もう1台のデモカー、軽自動車規格のセブン170Sの方が注目度は高かった。もしかしたらスピードを追求し尽くしたセブン乗りがたどりつく最終のセブンは他のあらゆるセブンより軽いコレかもしれない。

イベントの終わりとして設定されている11時が近づくと、仲間と共に近くでランチを食べて帰るという人も多く、1台また1台とエンジンに火が入っていく。

「じゃあ、また来年!」セブン乗りたちの熱く自由な集まりはこれからも連綿と続いていくのだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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