インテリアの使い勝手向上 フォルクスワーゲン・ゴルフ、改良新型 デザインも刷新
公開 : 2023.06.05 18:05
フォルクスワーゲン・ゴルフの改良新型のプロトタイプがドイツで目撃されました。スタイリングが変更されるほか、ユーザーから指摘の多かった車載システムの使い勝手やインテリアの質感などが改善される見込みです。
フィードバック反映 車載システム改善へ
フォルクスワーゲン・ゴルフは、スタイリングやインフォテインメント・システムを変更する製品改良を間近に控えている。そのプロトタイプと思われる車両がドイツの公道で目撃された。
「8.5世代」とも言える改良新型のゴルフは、開発の最終段階にあるようで、ほぼカモフラージュなしでテスト走行する姿がカメラに収められた。
プロトタイプはミドルグレードの「スタイル」と思われ、フロントバンパーやヘッドライト、テールライト、リアバンパーなどのデザインに現行型との違いが見られる。
重要な変更点はインテリアで、大型の15.0インチのタッチスクリーンと、実用性と機能性の向上に焦点を当てたMIB3インフォテインメント・システムの改良版を搭載している。
これは、EVのID.3と同様に、システムの使い勝手や内装材の質感に対するユーザーのフィードバックを反映したもので、ホーム画面の設定など主要機能には新たにダイレクトアクセスバーを導入し、エアコンの操作系は画面下部のタッチパネルに移される。
ステアリングホイールには新しいトリムピースが採用されるが、その他は現行型をほぼ踏襲している。
正式発表はまだ行われていないが、価格は若干上昇すると予想されている。
フォルクスワーゲンは2030年の完全電動化に向けて、エンジン車ラインナップの更新を進めている。改良新型ゴルフは、同様の改良を受けたトゥアレグや新世代のパサート、ティグアンとほぼ同時期に発売される見込み。
AUTOCARはフォルクスワーゲンに対し、改良新型ゴルフの詳細や期待されるパフォーマンスなどを問い合わせているところだ。
画像 欧州ハッチバックの王者ゴルフ、大幅改良へ【フォルクスワーゲン・ゴルフのプロトタイプと現行型を写真で見る】 全55枚