BYDアット3 詳細データテスト 英国でも快適な乗り心地 先進的なバッテリー 操作面は改善が必要

公開 : 2023.06.10 20:25  更新 : 2023.07.04 00:17

スペック

レイアウト

アット3は、BYD自社開発のe−プラットフォーム3.0を用い、シングルモーターで前輪を駆動。床下に積む、ブレードバッテリーと銘打ったリチウム・鉄・リン酸塩バッテリーも、BYD内製だ。

前後重量配分は、実測で53:47だった。

パワーユニット

e-プラットフォーム3.0と、その床下に積むリチウム・鉄・リン酸塩バッテリーは、ともにBYD内製。アット3は、シングルモーターで前輪を駆動する仕様だ。
e-プラットフォーム3.0と、その床下に積むリチウム・鉄・リン酸塩バッテリーは、ともにBYD内製。アット3は、シングルモーターで前輪を駆動する仕様だ。

駆動方式:フロント横置き前輪駆動
形式:永久磁石同期電動機
駆動用バッテリー:リチウムイオン(リチウム・鉄・リン酸塩)・403V・60.5kWh(グロス値)/60.0kWh(ネット値)
最高出力:204ps/-rpm
最大トルク:31.7kg-m/-rpm
最大エネルギー回生性能:-kW
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:117ps/t
トルク荷重比:18.1kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4455mm
ホイールベース:2720mm
オーバーハング(前):-mm
オーバーハング(後):-mm

全幅(ミラー含む):2050mm
全幅(両ドア開き):3440mm

全高:1615mm
全高:(テールゲート開き):1980mm

足元長さ(前):最大1070mm
足元長さ(後):760mm
座面~天井(前):最大1010mm
座面~天井(後):920mm

積載容量:440〜1338L

構造:スティールモノコック
車両重量:1750kg(公称値)/1787kg(実測値)
抗力係数:0.29
ホイール前・後:8.0Jx18
タイヤ前・後:235/50 R18 101V XL
コンチネンタル・エココンタクト6Q
スペアタイヤ:なし(パンク修理剤)

変速機

形式:1速リダクションギア(前後)
ギア比
リダクション比:- 
1000rpm時車速:-km/h
113km/h/129km/h時モーター回転数:-rpm/-rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:5.5km/kWh
ツーリング:-km/kWh
動力性能計測時:-km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):8.4km/kWh
中速(郊外):-km/kWh
高速(高速道路):-km/kWh
超高速:-km/kWh
市街地:-km/kWh
混合:6.4km/kWh

公称航続距離:418km
テスト時航続距離:323km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.9回転
最小回転直径:-m

ブレーキ

前:285mm通気冷却式ディスク
後:270mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動式・センターコンソールにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):73dBA
48km/h走行時:59dBA
80km/h走行時:65dBA
113km/h走行時:73dBA

安全装備

ABS/ESP/LKA/AEB(歩行者・自転車検知)/死角モニタリング/リアクロストラフィックアラート
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人91%/子供89%
交通弱者保護性能:69%
安全補助装置性能:74%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h):3.0秒
0-40(64):4.0秒
0-50(80):5.3秒
0-60(97):7.0秒
0-70(113):9.2秒
0-80(129):11.9秒
0-90(145):15.3秒
0-100(161):20.0秒
0-402m発進加速:15.7秒(到達速度:146.1km/h)
0-1000m発進加速:28.8秒(到達速度:169.5km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
キア・ニロEV3(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温23℃
0-30マイル/時(48km/h):3.1秒
0-40(64):4.2秒
0-50(80):5.4秒
0-60(97):6.9秒
0-70(113):8.7秒
0-80(129):10.9秒
0-90(145):13.7秒
0-100(161):17.1秒
0-402m発進加速:15.4秒(到達速度:153.0km/h)
0-1000m発進加速:28.1秒(到達速度:171.2km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):2.1秒

30-50(48-80):2.4秒

40-60(64-97):3.0秒

50-70(80-113):3.8秒

60-80(97-129):4.9秒

70-90(113-145):6.2秒

80-100(129-161):8.1秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):8.1m
50-0マイル/時(80km/h):22.4m
70-0マイル/時(113km/h):45.9m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.51秒

ライバルの制動距離

キア・ニロEV3(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温23℃
30-0マイル/時(48km/h):8.7m
50-0マイル/時(80km/h):24.2m
70-0マイル/時(113km/h):47.7m

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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