新型トヨタC-HR 6月26日欧州発表へ 根本からデザインを見直したコンパクトSUV

公開 : 2023.06.13 05:45

欧州トヨタは新型C-HRを6月26日に公開すると発表しました。予告画像ではテールライトやロゴが確認でき、従来と大きく異なるデザインであることが伺えます。プリウスと同様に、PHEVも導入される予定です。

PHEV初導入 人気SUV、2代目へ

トヨタの欧州部門は、新型C-HRを6月26日に発表することを明らかにした。予告画像ではテールライトやイルミネーション付きのロゴが確認できる。

新型C-HRについて、トヨタは「エッジの効いたデザインと先進のテクノロジーを搭載」したコンパクトSUVとしている。欧州市場では日産ジュークキア・ニロなどと競合することになる。

欧州トヨタが公開した新型C-HRの予告画像
欧州トヨタが公開した新型C-HRの予告画像    トヨタ

最近では欧州の公道でテスト走行を行うプロトタイプも目撃され、開発は最終段階にあると考えられてきた。予告画像やプロトタイプを見る限り、新型C-HRのデザインは現行車とは根本的に異なるものになるはずだ。

2代目となる新型では、初めてプラグインハイブリッド(PHEV)を導入する予定で、プリウスPHEVの13.6kWhバッテリーを使用すれば(スケールメリットを生かし、コストを削減できる可能性がある)、80km近いEV走行が可能になるかもしれない。

また、プリウスと同様にパラレルハイブリッドも用意する見通しで、欧州仕様の現行C-HRに搭載されている2.0Lハイブリッドの改良型が採用される可能性がある。

コンセプトモデルのC-HRプロローグでは、現行車のクーペスタイルを維持しつつ、オーバーハングを短くすることで「スポーツ性」を強調していた。今回公開された予告画像では、コンセプトと市販車の違いをはっきり確認できないが、特徴的なC字型ヘッドライトとフルワイドのテールライトが採用されることは間違いないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事