欧州で安全性評価の高いクルマ 30選 厳しいユーロNCAPで「5つ星」獲得したのは?
公開 : 2023.07.02 18:05 更新 : 2024.08.16 16:06
欧州ではユーロNCAPによる衝突試験が行われ、安全性評価が星の数でわかるようになっています。事故の際に乗員を守れるか、歩行者や自転車を守れるか、そして事故を未然に回避・軽減できるかが重要なポイントです。
もくじ
ーレクサスNX
ーメルセデス・ベンツCクラス
ークプラ・ボーン
ーボルボXC40
ーキアEV6
ーフォルクスワーゲン・マルチバン
ーフォルクスワーゲン・ポロ
ーフォルクスワーゲン・タイゴ
ージープ・グランド・チェロキー
ーランドローバー・ディスカバリー・スポーツ
ーレクサスRX
ーMG4
ースコダ・オクタヴィア
ーヒョンデ・アイオニック6
ーキア・スポーテージ
ーテスラ・モデルS
ーBMW 2シリーズ・アクティブツアラー
ーメルセデス・ベンツEQE
ージェネシスGV60
ーキア・ニロ
ーポールスター2
ールーシッド・エア
ーオラ・ファンキーキャット
ースココダ・エンヤクiV
ー日産キャシュカイ
ースマート#1
ーBMW 3シリーズ
ーテスラ・モデルY
ースバル・フォレスター
ーアウディA1
欧州の交通安全機関ユーロNCAPは、1997年から自動車の衝突試験を行っている。欧州における新型車の発売時には、必ずと言っていいほど同機関により衝突安全性がテストされ、その内容と結果が一般に公表される。
万が一の事故の際に大人と子供の乗員をどれだけ守れるか、また、命を守るための車載技術がどの程度備わっているかが採点対象となる。現在、ユーロNCAPで最高得点の5つ星を与えられているクルマを30台ピックアップして紹介しよう。
レクサスNX
2022年に欧州で発売されたNXは、大人乗員保護性能91%、子供乗員保護性能87%と評価され、先代モデル同様5つ星を誇っている。第3世代のレクサス・セーフティ・システム+は、NXの全車に標準装備される。前方に歩行者がいる場合はドライバーに警告を発し、渋滞に対応したアダプティブ・クルーズコントロールも備わっている。また、カメラとレーダーを使って道路を監視し、事故の軽減・防止を図っている。
メルセデス・ベンツCクラス
2002年以降、CクラスはユーロNCAPの安全性評価で5つ星を獲得し続けている。2022年からは、歩行者をはねたときにクッションとなるアクティブ・ボンネットを採用。また、前方のクルマの動きを感知して速度を自動的に調整する「ディストロニック」や、さらに多くのセンサーを搭載する「ドライビング・アシスト・プラス・パック」を用意。衝突の危険を感知すると、必要に応じて回避行動もとる。大人乗員保護93%、子供乗員保護89%と評価されている。
クプラ・ボーン
ボーンは、フォルクスワーゲン・グループ傘下でスペインの自動車ブランドであるクプラ初のEVで、大人乗員保護93%、子供乗員保護89%と評価されている。アダプティブ・クルーズコントロール、自動ブレーキ付き前方衝突警告、道路標識認識、ドライバーアラートシステムなど、さまざまな機能を標準装備している。プラットフォームを共有するアウディQ4 eトロン、フォルクスワーゲンID.3およびID.4、スコダ・エンヤクiVと同じように、ユーロNCAPで5つ星を獲得した。
ボルボXC40
ボルボは常に安全性を強調してきたメーカーであり、XC40では歩行者や大型動物を検知する自動緊急ブレーキや、対向車線にはみ出した場合に自動的に車を後退させるシステムなど最新の安全技術に力を入れた。大人乗員保護で97%、子供乗員保護で87%と評価され、総合評価5つ星を獲得している。