欧州で安全性評価の高いクルマ 30選 厳しいユーロNCAPで「5つ星」獲得したのは?
公開 : 2023.07.02 18:05 更新 : 2024.08.16 16:06
ヒョンデ・アイオニック6
韓国の自動車メーカー、ヒョンデが満を持して投入したEVセダンのアイオニック6。ハイウェイ・ドライビング・アシスト2を含むヒョンデ最新の運転支援機能「スマートセンス」を備えているが、 これは前方の車両と安全な距離を保ち、近づきすぎた場合はその位置を調整できるというものだ。許可された一部の国・地域では、ウィンカーを出すと自動的に車線を変更することができる。アイオニック6はユーロNCAPで大人乗員保護97%、子供乗員保護87%という優れたスコアを示し、5つ星を獲得した。一方、フロントノーズが傾斜しているため、歩行者に対する保護性能は66%にとどまった。
キア・スポーテージ
ヒョンデ・グループ傘下のキアが販売するクロスオーバー、スポーテージには、フロント&リアパーキングセンサー、クルーズコントロール、リアビューカメラ、歩行者や自転車を検知する前方衝突防止機能、先行車に追従して他の車線の空いたスペースを特定し車線変更するレーンフォローアシストなどの優れた安全装備が標準搭載されている。他のキア車と同様、上位グレードの「GTライン」および「S」を選択すると、ブラインドスポットモニター、ハイウェイドライビングアシスト、駐車衝突回避アシスト、リモートスマートパーキングアシストが追加される。キア・スポーテージはユーロNCAPで5つ星を獲得し、大人乗員保護は87%、子供乗員保護は86%となっている。
テスラ・モデルS
発売から間もない2014年、モデルSはユーロNCAPの安全性評価で5つ星を獲得したものの、大人乗員保護は82%、子供乗員保護は77%、歩行者保護は66%とやや低めのレーティングだった。2022年モデルでは、より厳しくなった衝突試験に挑むためにアップデートされ、その結果、子供乗員保護は91%、大人乗員保護は94%となった。モデルSには、大人と子供の違いを検知する自動エアバッグ抑制機能や、ブレーキを作動させて二次衝突や衝突を回避するマルチコリジョンブレーキが搭載されている。
BMW 2シリーズ・アクティブツアラー
2シリーズ・アクティブツアラーは、ユーロNCAPの安全性評価で5つ星を獲得し、子供乗員保護85%、大人乗員保護保護84%という優れた性能が高く評価された。フルカーテンエアバッグを含む多くのエアバッグが標準装備され、オプションでドライビングアシスタント機能(シティブレーキ、車線逸脱警報、前方衝突警報)が付いている。これは、ドライバーが衝突の可能性に対応できなかった場合に、センサーを使って自動的にブレーキをかける機能だ。