オラ・ファンキーキャット

中国の大手自動車メーカー、長城汽車が新たに立ち上げたEVブランドのオラ(欧拉)。その欧州向け第1段がファンキーキャットで、ユーロNCAPでは大人乗員保護92%と子供乗員保護83%と高く評価され、同機関の2022年ベスト・スモールファミリーカー賞を受賞した。ルノー・ゾエやプジョーe-208をライバルとする小型EVで、交通標識認識やドライバー・モニタリング・システムなど、さまざまな安全装備を搭載。5つ星を獲得している。

オラ・ファンキーキャット
オラ・ファンキーキャット

スココダ・エンヤクiV

スコダのバッテリーEV、エンヤクiVは、フォルクスワーゲンID.3およびID.4と同じMEBプラットフォームを使用している。大人乗員保護94%、子供乗員保護89%、総合評価5つ星を獲得し、安全性が確認された。フロント、サイド、カーテンエアバッグを標準装備し、レーンアシスト、自動緊急ブレーキ、ISOFIXチャイルドシート取り付けポイントを助手席と後部座席(中央席を除く)に用意している。

スココダ・エンヤクiV
スココダ・エンヤクiV

日産キャシュカイ

新型キャシュカイに搭載されるプロパイロット・アシストとナビリンク技術は、車線を維持し、前方車両との車間距離維持を支援する。トムトム(TomTom)の地図を使ってカーブや交差点を先読みし、ヘッドアップディスプレイで地図情報と現在速度を表示する。また、低速走行時に歩行者や自転車の接近を検知するとブレーキをかけるインテリジェント・エマージェンシー・ブレーキや、リア・オートブレーキ、運転席と助手席の間で展開するセンターエアバッグも装備されている。ユーロNCAPでは5つ星を獲得し、乗車保護性能は大人と子供ともに91%であった。

日産キャシュカイ
日産キャシュカイ

スマート#1

ユーロNCAPでは、フォーツーとフォーフォーが4つ星を獲得するなど、長年にわたっていくつものスマート車がテストされてきた。最新の#1は、スマートとして初めて5つ星を獲得し、大人乗員保護96%、子供乗員保護89%のスコアを獲得している。小型ながら、高強度鋼を74%、プレス硬化鋼を19%使用し、バッテリーモジュール保護などのバッテリー安全技術とともに設計されている。前面衝突軽減、レーンアシスト、自動緊急ブレーキなどのインテリジェント・ドライビングシステムを搭載している。

スマート#1
スマート#1

BMW 3シリーズ

BMW 3シリーズには、ESCや自動緊急ブレーキのほか、デュアルステージ・フロントエアバッグ、フロントニーエアバッグ、フロント/リアヘッドエアバッグを含む合計8つのエアバッグが装備されている。また、リアビューカメラ、事故検知システム、前面衝突警告システムが搭載され、英国ではアクティブ・クルーズコントロールとレーンキーピングアシスタントは2000ポンド(約35万円)のオプションとなる。2019年以降の車両はユーロNCAP評価で5つ星を獲得し、大人乗員保護97%、子供乗員保護87%とされている。

BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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