ルノー 最上級クーペSUV「ラファール」発表 300psのハイブリッド四駆も

公開 : 2023.06.20 06:25

ルノー・グループのデザイン担当副社長ジル・ヴィダル氏へのQ&A

――あなたの指揮の下、初の新型車となります。何が違うのでしょうか?

「白紙の状態からスタートできたことは、とても重要なことです。特にフロントとリアで主張のあるクルマにすること、しかしディテールを盛り込み過ぎないことがミッションでした。そのために、シャープなラインは非常に有効でした。ワイドなスタンスには、ドライビング・プレジャーを約束する特別な意味が込められていると考えています。また、サイドにはクラッディングを配置し、塊感をなくすことで、よりスマートに見えるようにしています。そして、個性的なホイールデザインにも力を入れました。素晴らしいドライバーズカーであることを約束するクルマです」

ルノー・ラファール
ルノー・ラファール    ルノー

――ラファールの「顔」に力を入れているのはなぜですか?

「2つあります。わたし達は、ルノーのエンブレムのようなスタイルで構成されたユニークなグリルをデザインしました。このグリルは、見る角度を変えると動いて見えるのです。近くにいるときには素晴らしい機能です。そして、クルマがこちらに向かって走ってくるときには、デイライトランニングライトが際立ちます。ルノーのエンブレムの形や角度を最初に見ることができますが、これに似たものは他にないでしょう。この機能は、ルノーのすべてのクルマに実装されます」

――室内はどうでしょう?

「サステイナブルな素材の使用、新しいインストゥルメント・グラフィック、素晴らしい新シートなど、盛りだくさんです。トリム素材にスレートも使っています。さらに、スイッチ1つで徐々に暗くなるソーラールーフや、後席の乗員にデバイスホルダーや電源などを提供する特別なリアアームレストもあります」

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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