可動式ヘッドライトを採用した名車 50選 後編 もう見られない最高に格好いいギミック
公開 : 2023.07.08 18:25
ビュイック・リアッタ(1988年)
1988年にビュイックが発表した2シーターのリアッタは、年間2万台が販売されると見込まれていたが、3年間でわずか2万1000台しか生産されなかった。当初はクーペのみが販売され、1990年にはコンバーチブルも登場。全車に3.8L V6エンジンを搭載し、4速ATで前輪を駆動した。
フォード・プローブ(1988年)
フォードはプローブと呼ばれる5種類ものコンセプトカーを作ったが、いずれも直4っまたはV6エンジンを搭載したスタイリッシュなスポーツクーペであった。1992年には、マツダMX-6をベースに、より長く、よりワイドになった新型プローブが登場したが、あまりにも似ているため、単なるフェイスリフトだと思われても仕方がないだろう。しかし、なぜ良いモノをわざわざ変えるのだろう?
BMW 8シリーズ(1989年)
V8またはV12エンジンを搭載した豪華で高価なグランドツアラーであるE31型8シリーズは、希少なコレクターズアイテムとなりつつある。高速かつ洗練されたラグジュアリーな8シリーズは、BMWとしてはポップアップ式ヘッドライトを採用した2番目の市販車である(最初はM1)。1990年から1999年まで生産されたが、販売台数は3万台弱である。
パンサー・ソロ(1989年)
パンサーは当初、フォード・フィエスタXR2の1.6Lエンジンを搭載した手頃なミドエンジンスポーツカーを想定していたが、トヨタがMR2を発表したため、再考を迫られた。その結果、コスワース2.0Lターボと四輪駆動を備えた、より高価なクルマが誕生した。ソロは大失敗したが、MR2は成功裏に終わった。
マツダMX-5(1989年)
ロータス・エランにインスパイアされたMX-5は、30年近く経った今でも健在であるが、もちろんポップアップ式ヘッドライトは付いていない。1989年に登場した初代MX-5は、運転が楽しく、見た目も美しく、信頼性も抜群な手頃なスポーツカーとして世界中で人気を集めた。
ベクターW8(1989年)
ベクターの物語は、映画化されるに値するものである。1978年、ジェリー・ウィガート氏によって設立されたベクター・エアロモーティブの最初の製品はW2だったが、W8として生産が開始されたのは1989年である。ランボルギーニのオーナーであるメガテックに買収され、V12エンジンを搭載したM12が製造されるまで、わずか14台ほどが生産された。
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