まるで違う意外な兄弟車 21選 見た目も性能もまったく別物? 柔軟すぎる部品共有
公開 : 2023.07.15 18:05
インフィニティFX – FM(初代、2003~2008年)
日産はインフィニティを創設し、所有している。そのため、両ブランドがプラットフォームやエンジン、その他のコンポーネントを共有しているのも当然だ。それよりも珍しいのは、SUVを作る土台として後輪駆動のプラットフォームを使うことだ。インフィニティFXがこれにあたる。そのプロポーションと極めてシャープなハンドリングは、370Zと密接な関係にあることを裏付けている。
2代目FX(2014年からQX70に車名変更)も「FM」ベースだ。ビッグマイナーチェンジを果たしたフェアレディZから新たにSUVが生まれるかどうかは、時が経てば明らかになるだろう。
プジョー・パートナー – PF2(2代目、2008~2018年)
汎用性の高い第2世代のプジョー・パートナーは2008年にデビューした。複数の4気筒エンジンから選ぶことができたが、一部の市場では電動パワートレインも用意。ボディは乗用タイプと貨物タイプを展開した。いずれもバリエーションも、308、3008、DS 5など多くのモデルと共有される「PF2」プラットフォームをベースに作られている。
プジョーRCZ – PF2(2010~2015年)
コンセプトカーのような形をしたプジョーRCZは、「PF2」プラットフォームで作られた唯一のクーペである。プジョーは、ハンドリングを強化するために包括的なアップデートを行い、フラッグシップモデルのRCZ Rの1.6L 4気筒ターボ(最高出力270ps)は兄弟車との関連性をまったく意識させない。AUTOCAR英国編集部は、そのパフォーマンスとハンドリングを高く評価している。RCZ Rのエンジンは、ミニのいくつかのモデルとも共有していたが、それはまた別の機会に。
サターン・オーラ – イプシロン(2006~2009年)
ゼネラルモーターズには、社内にある既存部品を使ってクルマを作るという数十年の歴史があるが、サターンはかつて、例外として注目されていた。その最初のモデルであるSシリーズは、ブランド独自のプラットフォームで作られた。しかし、すぐにコストがかかりすぎることが判明したため、後のモデルはゼネラルモーターズ傘下の他のモデルと多くの部品を共有することになる。
短命に終わったオーラは、2つのバリエーションを持つ「イプシロン」プラットフォームで作られた15台のうちの1台だ。その中にはサーブ9-3、ヴォグゾール・ベクトラ、ポンティアックG6、シボレー・マリブも含まれている。
フィアット・クロマ – イプシロン(第2世代、2005~2010年)
あまり知られていない「イプシロン」ベースのモデルの1つに、2代目フィアット・クロマがある。コンフォートワゴンとしても知られるクロマは、フィアットとゼネラルモーターズの短期間の提携から生まれた。この大失敗でデトロイトは約20億ドルの損害を受けたが、フィアットの経営陣がイプシロン・プラットフォームの使用について交渉するには十分な期間だった。
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