フォード・モンデオ TDCi 180 タイタニウム
公開 : 2014.10.09 23:50 更新 : 2017.05.29 18:54
■どんなクルマ?
今回テストするのはフルモデルチェンジが施されたフォード・モンデオ。アメリカで製造されるセダン、フォード・フュージョンとアーキテクチャーの大部分をを共有する最新版だ。しかしながらヨーロッパ仕様の販売が開始されるのは、米国仕様のモンデオが販売されてから3年後とのこと。生産プランをぜひとも見なおしていただきたい。
フォードいわく、間違いなくわれわれヨーロッパ人の好みに合う仕立てになっているのだそう。シャシー、インテリア、エンジン、ボディ・スタイルともに根底から進化している、というのが彼らの主張だ。
米国での販売は来年の1月。5ドア・ハッチとサルーン、エステートが用意される。ローンチ時は2種類の出力の2.0ℓターボディーゼルと1.5ℓと2.0ℓのガソリン・ターボ・エコブーストから選択可能。全てのエンジンに6速マニュアル・ギアボックスかオプションの6速オートマティックが組み合わされる。4ドアのモデルのみに2.0ℓのガソリン-電気ハイブリッドも用意される。またそれからそう遅くない後に、さらに経済的かつパワーのあるディーゼル・エンジンが加わる予定。こちらのモデルは4WDも選ぶことができる。
来年の終盤には、このクラスでは珍しい、1.0ℓ3気筒も加わるそうだ。もちろんこのエンジンは燃費が優れるだけでなく、社用車として買う際にも、税金が安くなるという利点がある。世代毎にモンデオを買い換えてきた顧客にとってはとても重要なことである。
フロントにはマクファーソン・ストラットを継続して採用しているが、リアはフォード初のインテグラルリンク・サスペンションへと変更された。またコンフォート、ノーマル、スポーツの3つのモードに変更可能なアダプティブ・ダンパー・システムに呼応して制御される、電制パワー-アシスト・ステアリングをもった最初のモンデオでもある。