ランボルギーニ 「ウラカン」後継PHEV、公道で発見 2024年デビューへ 

公開 : 2023.07.13 06:45

ランボルギーニ・ウラカンの後継車のプロトタイプがドイツの公道で目撃されました。V8ツインターボのプラグインハイブリッドを導入すると見られています。

ランボの次世代ハイブリッド・スーパーカー

ランボルギーニウラカンの後継となる次期型スーパーカーが初めて公道で目撃された。2024年のリリースに向けて、ハイブリッド・パワートレインをテストしているようだ。

ドイツ近郊の道路で目撃されたこの車両は、カモフラージュを施した開発中のプロトタイプだが、スリムなヘッドライト、六角形のLEDデイタイムランニングライト、新しいサイドエアインテーク、リアタイヤの下部を露出させたリアバンパー、1本の大型センターエグゾーストなど、フラッグシップモデルの新型レヴエルトのデザインを踏襲しているようだ。

欧州で目撃されたランボルギーニのプロトタイプ
欧州で目撃されたランボルギーニのプロトタイプ    AUTOCAR

しかし、その全体的なシルエットはウラカンに近く、ベルトラインとウィンドウライン、急勾配のボンネット、フロントエアインテークなどは見慣れた親しみあるものだ。

レヴエルトと基本的に同じシャシーを使用し、カーボンファイバーで重量を抑え、剛性を高めたモノコック構造の採用が予想される。

また、フォルクスワーゲン・グループの既製品の流用ではなく、自社開発のツインターボ付きV8エンジンをベースとするプラグインハイブリッド・パワートレインが搭載されると見られている。

2基または3基の電気モーターと組み合わせ、電気のみのEV走行も可能になるだろう。

最高出力640psのウラカン・ペルフォルマンテのものをベースとし、最大1万rpmまで回転する能力を持つと言われている。

ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOは、レヴエルトのプレビューイベントで、ウラカンの後継車が「2024年末」に登場することを認めた。その頃にはレヴエルトに続いて、ウルスもハイブリッド化されている見込みである。

現行ウラカンの生産は、オフロード仕様のウラカン・ステラートを最後に終了し、現在新規の注文を受け付けていない。つまり、今後販売されるランボルギーニの公道向けモデルはすべて電動化されることになる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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