クルマの不思議なオプション装備 17選 斬新なアイデアから奇妙なエスプレッソマシンまで
公開 : 2023.07.23 18:05
フィアット500L:ラバッツァ500エスプレッソマシン
フィアット500はイタリア車(厳密にはポーランド製だが、ここでは細かいことは気にしないように)である。そのため、車内にエスプレッソマシンを設置するオプションがあるのも不思議なことではない。
確かに、こうしたアイデアは面白いし、人を夢中にさせるものであることには同意するが、この300ポンド(約5万4000円)のマシンはそれほどスマートなものではなかった。コーヒーポッドと水を入れ、シガーソケットから給電してコーヒーを入れるというものだが、そんなことなら、自宅やコンビニでやった方が簡単ではないだろうか。でも、まぁ、これはこれでありだと思う。
ミニ・コンバーチブル:雨の警告システム
パーソナライゼーションに関しては、ミニは自らを専門家のようなものだと考えており、あらゆる気まぐれを満足させる豊富なオプションが用意されている。オープントップのコンバーチブルでは、ミニは楽しさを優先し、可能な限りルーフをオープンにしてほしいと考えている(これについては後ほど詳しく説明する)。
ルーフを下げた状態でドライブを計画すると、(雲ではなく)クラウドを参照し、途中で雨が降りそうな場合に警告してくれる。これは1620ポンド(約29万円)のナビゲーション・システム・パックの一部として提供され、クルマから離れている場合はアプリも警告してくれる。雨の多い英国由来のブランドならではの気遣いだろうか。
メルセデス・ベンツSクラス:アームレストヒーター
寒い冬の朝にシートヒーターをありがたく思う人は多いだろう。しかし、アームレストヒーターはどうだろう。比較的新しい装備で、2014年のメルセデス・ベンツSクラスから選択できるようになり、今では他の上級モデルやロールス・ロイスなどにも用意されている。
Sクラスでは、2295ポンド(約40万円)のウィンターパッケージの一部として提供され、ヘッドアップディスプレイ、ステアリングヒーター、フロントガラスヒーターも装備される。
シトロエンC4:エアフレッシュナー
ここ数十年で、シトロエンは以前より堅苦しくなったかもしれないが、今でもその軟派な一面を垣間見せることがある。シトロエンが初代C4を発表したときの目玉の1つは、センターパッド固定のステアリングホイールで、もう1つが好みの香りを漂わせるエアフレッシュナーだった。
芳香剤カートリッジは交換可能で、「Pacific sea breeze(太平洋の潮風)」などが用意されていた。