クルマの不思議なオプション装備 17選 斬新なアイデアから奇妙なエスプレッソマシンまで
公開 : 2023.07.23 18:05
ジャガー&ランドローバー:アクティビティ・キー
これは素晴らしいカテゴリーに入る。海水浴、セーリング、サーフィンなど、海岸に1人で出かける場合、一番避けたいのはクルマのキーを持ち歩くことだ。かといって陸地に置いておくと、盗まれたり無くしたりしてしまうかもしれない。ジャガーのアクティビティ・キーは、RFID対応のリストバンドで、防水加工により天候に左右されない。
FペイスやEペイスといったジャガーのSUVをはじめ、複数のランドローバー(ディスカバリー・スポーツを除く)に設定され、約325ポンド(約5万9000円)で購入できる。
ミニ・コンバーチブルMk2:オープンメーター
崇高なものだけでなく、少々滑稽なものも紹介しよう。前述したように、ミニはできるだけルーフを開けて乗ってもらいたいと考えているので、オプションとしてオープンメーターを用意した。レブカウンターの横に設置され、ルーフを開けている時間の合計をカウントする。2009年のMk2ミニ・コンバーチブルから採用された。
ミニのオーナーは、ネットの掲示板で最高値を競い合う。それはそれで楽しい。発売当初の価格は115ポンド(約2万円)だった。
ポルシェ911:レザーで覆われたエアベントスラット
ポルシェは、カスタマイズの自由度が比較的高いことで知られている。プラスチックの内装が目立ちすぎるのが嫌だったら、約1300ポンド(約23万円)でエアコンの吹き出し口をレザーで覆うこともできる。
ボルボS80&V70:心拍数センサー
これがワイルドなものなのか、奇妙なのか、それとも素晴らしいのか、編集部には判断がつかない。2006年から2015年までのボルボのオプションとして、車内で心拍を検知すると赤く点滅する特別なキーが用意されていた。これは、クルマのキーを解除した後、他の誰かが車内に乗り込み、ドライバーを密かに待ち構えるという稀なトラブルに対抗するためのものだ。750ポンド(約13万円)のセキュリティ・パックの一部に含まれる。
他社は、同様のトラブルに対処すべく、セントラル・ロックで運転席のドアだけを解錠できるようにしている。ボルボはこのシステムを廃止したようだ。
ホンダCR-V:電動シャワー
1997年にCR-Vを初めて発表したとき、ホンダはコンパクトSUVのライフスタイル性を強調しようと熱心だった。そのため、冷蔵庫などのアクセサリーのほか、トランク内の12V電源で動くシャワー・アタッチメントが用意された。
主に泥だらけの足を水洗いするために設計されたものだが、キャンプに出かけた家族の中には、温水をたっぷりと用意して贅沢な思いをしようとする人もいたのではないだろうか。