ランボルギーニ「SC63」発表! 最高峰の耐久レースを闘うHVマシン、モータースポーツ部門幹部が語る

公開 : 2023.07.13 17:48  更新 : 2023.07.14 13:55

グロージャン、クビアトの名も

ーー2024年から、1台のSC63をWECに、続いて2台目のモデルをWSTCにエントリーされる計画と聞きましたが、ドライバーのラインナップはすでに決定されているのでしょうか。

ランボルギーニのファクトリー・ドライバーであるミルコ・ポルトロッティ、アンドレア・カルダレッリ、ロマン・グロージャン、ダニール・クビアトなどが現在予定されているところです。2023年後半にはさらにほかのドライバーもラインナップに加わるでしょう。彼らは今、とても熱心にマシンの開発に取り組んでくれています」

ランボルギーニSC63(プロトタイプ)
ランボルギーニSC63(プロトタイプ)    ランボルギーニ

ーーSC63によるモータースポーツ活動の最終的な目標はどこにあるのでしょうか。

「ル・マン24時間やデイトナ24時間は、最もアイコニックなレースでありますが、反面ここで勝つのはとても難しい。けれども我々ランボルギーニは、どこで戦っても強いことを世界で証明したいと考えています」

「個人的に特に楽しみなのはWECの富士ラウンド。私自身レーシング・ドライバーとしての活動で、最後を飾ったのはこのサーキットですから、特に思い入れが強いんですよ。どこでも強いSC63と無数のLMH、LMDhのライバル。それらと富士で戦えるのは本当に楽しみですね」

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

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