テスラSに4WDモデル追加、トップ・モデルは0-96km/h3.2秒

公開 : 2014.10.11 22:50  更新 : 2017.06.01 02:11

EVメーカーであるテスラは、モデルSに、現行のRWDバージョンに加えて、4WDバージョンを追加した。もちろん、4WD化によって、スタビリティの向上、とりわけ悪天候やひどい路面状況での安定性の向上が主な目的だ。

モデルは3モデル、60D、85D、そしてトップ・モデルのP85Dだ。価格は、2WDに対して$4,000(43万円)ほど高くなり、60Dで$75,070(808万円)、85Dで$85,070(916万円)、そしてP85Dで$120,170(1.300万円)というもの。

テスラの社長、エロン・ムスクは「この4WDモデルは、ダイナミックなドライビングが可能で、トルク・コントールが非常に素早くできるのが特徴だ。」とか立っている。

60Dおよび85Dは、190psのモーターがフロントとリアに取り付け、合計したパワー、トルクは381ps、50.0kg-mとなる。。60Dは、362kmの航続距離を持ち、0-100km/h加速は5.7秒、トップスピードは200km/h。一方、85Dは、475kmの航続距離を持ち、0-100km/h加速は5.2秒、トップスピードは250km/hとなる。

しかし、今回注目されるべきは、トップ・グレードのP85Dの性能だ。フロントに224ps、33.7kg-m、リアに477ps、61.2kg-mのモーターをが配置され、合計で700ps、95.0kg-mのパワー、トルクとなる。そのため、0-96km/h加速はフェラーリ458スペチアーレと同じ3.2秒、0-400mも11.8秒と、まさにスーパーカー並みのパフォーマンスを見せるという。それでいて、航続距離も442kmと充分に実用に耐えうるものだ。

65Dおよび85Dは、2WDモデルよりも80kgほどの重量がプラスとなり、P85Dは132kgの重量増となる。しかし、フロントにモーターを配したことにより、重量配分は理想的な50:50になったという。

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