【実際に購入レポート】ポルシェ・タイカンの長期テスト(16)タイヤ交換と1年点検/経済産業省でプレゼン

公開 : 2023.07.18 09:25  更新 : 2023.08.23 14:16

AUTOCAR JAPANの笹本健次編集長のポルシェ・タイカン購入レポート。タイヤ交換/12か月点検/経済産業省でのプレゼン報告です。

タイカンの12か月点検

通常よりも4か月ほど遅れてしまったが、タイカンの12か月点検を行った。

今年に入り、何回かサービスキャンペーンのお知らせが届き、その作業をお願いしなければ、と思っていたが、担当のセールスに聞くと、新しいプログラムが来たばかりだ、というので、やや時間を空けて、問題がないことを確認してからインストールしようと考えた。

タイヤ交換/12か月点検/経済産業省でのプレゼン報告です。
タイヤ交換/12か月点検/経済産業省でのプレゼン報告です。

入場したのは7月上旬、2万983km時であったが、新しいプログラムのインストールには、何と1週間掛かるという。それだけ、ゼロベースからの改良なのだろう。

12か月点検そのものは、特に問題は無く、ブレーキ・パッドの残量もフロント9.2mm、リア7.5mmであった。

走行距離が2万kmを超えたので、ワイパーブレードとリモコンキーのバッテリーの交換を特にお願いした。最近のリモコンキーは作動頻度が高いのでかなり減りが早く、1年で交換がデフォルトだろう。

行った作業と価格は以下の通りである。

12か月法定点検:5万4450円
ワイパーブレード交換:1万65円
リモコンキーバッテリー交換:1650円
ナビ地図更新:0円

リコール作業

インストルメントクラスターの再プログラミング:0円

サービスキャンペーン

車内モニタリングセンサーの交換:0円
アンテナケーブル用コネクタの交換:0円

合計:6万6165円

出庫した後は、画面表示のアイコンが少し変わったがすぐに慣れた。

早めのタイヤ交換

最近のスポ―ツカーは、皆、大径の幅広タイヤを使用している。しかも、それぞれの車種で微妙にサイズが異なるので、いざタイヤ交換となると在庫が無く、大慌てをするケースが多いようだ。特に車検の際は困り果てるケースもあるという。

私のタイカンも、最初の摩耗サインが消えたので、そろそろ準備をと思い、ポルシェのN認証のタイヤを探すと、ミシュラン/ピレリ/グッドイヤーの3種類のうち、在庫が存在するのはグッドイヤーだけだった。

実際の交換は新横浜の神奈川GYで行ったが、2基のタイヤチェンジャーを使用して、実に手際よく僅か30分強で作業は終了した。
実際の交換は新横浜の神奈川GYで行ったが、2基のタイヤチェンジャーを使用して、実に手際よく僅か30分強で作業は終了した。

5月の時点で、タイヤの山は、フロント5分山、リア4分山であったが、乗り心地も、路面からの衝撃をダイレクトに伝えるようになって来ていた。特に、中央道の笹子トンネルの前後は、路面が荒れていることもあり、突き上げが激しいので、思い切って早めに交換することにした。

実際の交換は新横浜の神奈川GYで行ったが、2基のタイヤチェンジャーを使用して、実に手際よく僅か30分強で作業は終了した。外したタイヤを見ると、殆ど片減りは見られず、4輪とも均等に減っていた。アライメントは良好という事だろう。

走りだしてみると、路面の凹凸をしっかり吸収してくれ、乗り心地は大きく変わった。やはりギリギリで交換しなくてよかったと思う。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。

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