注目車種をイッキ見 自動車の祭典グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023 総まとめ
公開 : 2023.07.19 19:05 更新 : 2023.07.19 19:35
エイムEVスポーツ01
日産GT-Rのデザイナーが製図ボードに戻り、最高出力490ps、重量わずか1425kgのEVスポーツカーを描いた。最高回転数1万rpmの水冷高性能電気モーターを2基(後輪に左右1基ずつ)搭載。4つのパックに分割された81kWhバッテリーから電力を供給され、総トルクは80.5kg-mとなり、0-100km/h加速6.0秒以下のタイムを実現する。
アルピーヌA290
メインストリーム市場に照準を合わせ、アルピーヌはルノー5ベースのホットハッチを発表。FIA公認のレーシングシャシーと、フロントアクスルに2基のモーターを備えたA290は、アルピーヌのスポーティなキャラクターを維持しつつ、広く評価されているA110より実用的なお供となるだろう。
アリエル・アトム4R
アリエルは、アトムの最新モデルをサプライズ公開した。4Rと名づけられたこのモデルは、これまでで最もパワフルな4気筒バージョンであり、ホンダが供給するパワーユニットはなんと最高出力405psにパワーアップしている。それだけでなく、新しいクアイフ製6速シーケンシャル・トランスミッション、オーリンズ製ダンパー、カーボンセラミック製ディスクブレーキも装備されている。
アストン マーティン・ヴァラー
アストン マーティンの最新の特注モデルは、ワンオフ車のヴィクターに大きくインスパイアされたスーパーカーであり、最高出力715psの轟音V12と特別に開発された6速MTを搭載している。ただし、グッドウッドでは一般公開されず、プライベート・プレビューのみに出展される。
アウディ・フーニトロン
S1クワトロ・グループBラリーカーにインスパイアされたフーニトロンは、タイヤをズタズタにすることも厭わずに特別に設計された、手加減なしのEVだ。停止状態から150km/hでドーナツターンができると言われており、グッドウッドの丘を登る際には見応えのあるショーを披露してくれた。
BMW 5シリーズおよびi5
新型BMW 5シリーズは、2023年に最も期待される新型車の1つであり、フェスティバル・オブ・スピードで初めて英国で公開された。完全電動のi5も登場し、両車とも有名なヒルクライムに挑んだ。5シリーズが内燃エンジンを搭載して販売されるのは、この世代が最後となる。
ケータハム・プロジェクトV
ケータハムがついに軽量EVスポーツカーの構想を披露し、早ければ2026年にも生産が開始される可能性があると語った。プロジェクトVと呼ばれるこのクルマは、最高出力272psの電気モーターをリアに搭載し、55kWhのバッテリーを組み合わせることで、400kmの航続距離を実現する。それだけでなく、市販車ではトヨタGR86よりも軽い1190kgの車重を目標としている。