ヒョンデアイオニック5 N

ヒョンデは、EV時代に「フィーリングとエモーション」を注入することを目的とした最高出力600ps超の電動メガハッチ、アイオニック5 Nのカバーをついに外した。その鍵となるのが、内燃エンジン車のパワーデリバリー、シフトチェンジ、サウンドをシミュレートするシステムで、8000rpmまで「回転」する。

ヒョンデ・アイオニック5 N
ヒョンデ・アイオニック5 N

イネオス・グレナディアFCEV

イネオスは、SUVのグレナディアを水素燃料電池車に改造し、この技術の実現可能性を実証した。ボンネットの「パワーバルジ」の下には、5kgの水素を貯蔵できるBMW製の燃料電池パワートレインがあり、プロトタイプの航続距離は200kmと謳われている。

イネオス・グレナディアFCEV
イネオス・グレナディアFCEV

イネオス・グレナディア・クオーターマスター

イネオスはグレナディエを水素で走るように改造しただけでなく、シャシーを伸ばし、リアエンドを切り落として、クォーターマスターと呼ばれるピックアップトラック仕様も作り上げた。オフロードで最も高性能なピックアップトラックを目指しており、印象的な仕様と実用的な設計思想を持つ。

イネオス・グレナディア・クオーターマスター
イネオス・グレナディア・クオーターマスター

キアEV9

キアの7人乗りフラッグシップSUVであるEV9が、グッドウッドで英国デビューを飾った。最高出力203psと最大トルク35.7kg-mを発揮し、0-100km/h加速9.4秒を実現する後輪駆動モデルと、最高出力383psと最大トルク61.1kg-mを発揮し、0-100km/h加速6.0秒を実現する四輪駆動モデルが導入される。2027年までにさらに13車種のEV専用モデルを発売するという野心的な「プランS」を進めるキアにとって、EV9は大胆な新デザイン時代の幕開けを意味する。

キアEV9
キアEV9

ランボルギーニSC63 LMDh

ランボルギーニSC63 LMDhは、同社のロードカー・ラインナップと強いつながりを持つハイブリッド・プロトタイプである。2基のターボチャージャーを「コールドV」方式で搭載した特注の3.8L V8エンジンを採用しており、冷却性能とメンテナンス性を向上させているという。来年の世界耐久選手権(WEC)に参戦し、神聖なル・マン24時間レースにの出場する予定だ。

ランボルギーニSC63 LMDh
ランボルギーニSC63 LMDh

ロータスエミーラ(4気筒)

グッドウッドでは、ロータスの最新スポーツカーであるエミーラの4気筒バージョンが公開された。メルセデスAMG A 45でも使用されるターボチャージャー付き「M139型」エンジンを搭載するが、新しい吸排気システムをはじめとする「根本的な変更」が施されている。これらの調整により、最高出力は365ps、最大トルクは43.8kg-mとなり、エントリーモデルのAMG車よりわずかに低い。新エンジン搭載のエミーラ・ファースト・エディションの価格は7万7795ポンド(約1400万円)から。

ロータス・エミーラ(4気筒)
ロータス・エミーラ(4気筒)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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