MG EX4

MGは、ブランドを象徴するグループBラリーのメトロ6R4に敬意を表した電動ハイパーハッチ、EX4も展示した。MG4 Xパワーをベースに同じ最高出力435psのデュアルモーターを採用し、0-100km/h加速を3.8秒で駆け抜ける。大型のリアスポイラー、彫りの深いフロントウイング、ワイドボックスのホイールアーチは、いずれも1980年代のラリーカーを意識したもので、ベーシックなMG4のボディワークから大きく突き出している。

MG EX4
MG EX4

ニオET5

テスラモデル3のライバルとなるET5は、ニオにとって5番目の量産モデルであり、今年後半に英国に導入される予定だ。上位のET7と同じ「テクノロジー・プラットフォーム2.0」をベースにしている。フロントアクスルに204psの非同期モーター、リアに286psのモーターを搭載し、合計490psと71.3kg-mを発揮するツインモーター・パワートレインのみが用意されている。

0-100km/h加速は4.3秒だが、最高速度はまだ公表されていない。ドイツでの価格は4万9900ユーロ(約780万円)からで、75kWhバッテリー仕様を選ぶと1万2000ユーロ(約185万円)の追加、100kWh仕様は2万1000ユーロ(約330万円)の追加となる。バッテリーのリース料は、75kWhで月額169ユーロ(約2万6000円)、100kWhで289ユーロ(約4万5000円)である。

ニオET5
ニオET5

ナイオボルトのEVコンセプト

初代ロータス・エリーゼのデザイナーが、英国の代表的なスポーツカーをEVとして再構築した。英国を拠点とするテクノロジー新興企業ナイオボルト(Nyobolt)の先進的なバッテリー・ハードウェアを搭載した急速充電コンセプトカーで、市販化が実現すれば年間25台の限定生産になると予想されている。車重はわずか1246kg、最高出力477psと最大トルク50.9kg-mのパフォーマンス、約250kmの航続距離を目標としている。

ナイオボルトのEVコンセプト
ナイオボルトのEVコンセプト

ポルシェ・ミッションX

ポルシェは今年、創立75周年を記念してミッションXコンセプトを発表した。この電動ハイパーカーは、カレラGTと918スパイダーの後継車となる可能性を秘めたEVで、非常にパワフルなマシンになることは間違いない。ニュルブルクリンクでロードカー最速という目標を達成するためには、約1500ps(予想)のパワートレインが鍵となるだろう。

ポルシェ・ミッションX
ポルシェ・ミッションX

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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