注目車種をイッキ見 自動車の祭典グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023 総まとめ
公開 : 2023.07.19 19:05 更新 : 2023.07.19 19:35
ポルシェ・カイエン
今年のグッドウッドでは、ポルシェ・カイエンの改良新型もお披露目された。エンジンのアップグレードに加え、シャシーの改良とインテリアの全面的なオーバーホールを受けている。一方で、EVバージョンのカイエンが英国の道路を走る日も間近に迫っている。
ポルシェ718スパイダーRS
718スパイダーRSは、GT3ベースのアトモ製4.0Lフラット6から最高出力500psと最大トルク45.9kg-mを引き出す。これに「電光石火」の7速PDKが組み合わされ、0-100km/h加速はわずか3.4秒。英国価格12万3000ポンドの高性能ロードスターは、今年のイベントで最も人気のあるクルマの1つとなった。
ルノー4Everトロフィー
奇抜なルノー4Everトロフィー・コンセプトがグッドウッドで英国初公開され、次期ルノー4の姿を予告した。42kWhのニッケル・コバルト・マンガン(NCM)バッテリーを床下に搭載し、航続距離は約400kmと期待される。コンセプトカーは、フロントアクスルに搭載された136psのシンクロナスモーターによって駆動する。市販化の社内承認が下りるのも間近だという。
ルノーR5ターボ3E
ルノーR5ターボ3Eは、象徴的な5ターボ2の再発明であり、EVが楽しいものであることを示すために作られたコンセプトカーである。379psの電気モーター、3種類のドリフトモード、そして「1980年代のビデオゲームの雰囲気」を醸し出すピンク、黄色、青のLEDストライプを備えている。
シンガーDLSターボ
DLSとその巨大なリアウイングは、米カリフォルニア州を拠点とするシンガーが2つのプロジェクト(ダイナミクス・ライトウェイト・スタディとターボ・スタディ)で得た知見から生まれたものだ。グッドウッドでは2台のモデルが一般公開され、1台はブラッドオレンジのサーキット走行に特化したタイプで、もう1台は公道での走行を想定し、かなり控えめな外観となっている。
タミヤ・ワイルドワン
1980年代のおもちゃ箱の主役であり、現在も高いコレクター人気を誇るラジコンカー、タミヤ・ワイルドワンが、夢のフルサイズで公道走行可能な電動バギーに生まれ変わった。3万5000ポンド(約630万円)から注文可能な「ワイルドワン・マックス」は、英国を拠点とするザ・リトル・カー・カンパニー社の作品で、同社はフェラーリ250TRやブガッティ・タイプ35のような象徴的なクラシックを小型化したEVで知られている。合計14.4kWhの8つのバッテリーパック(交換可能)を搭載しし、航続距離は約190km。重量は500kgで、最高速度は100km/hとされる。