ポルシェカイエン

今年のグッドウッドでは、ポルシェ・カイエンの改良新型もお披露目された。エンジンのアップグレードに加え、シャシーの改良とインテリアの全面的なオーバーホールを受けている。一方で、EVバージョンのカイエンが英国の道路を走る日も間近に迫っている。

ポルシェ・カイエン
ポルシェ・カイエン

ポルシェ718スパイダーRS

718スパイダーRSは、GT3ベースのアトモ製4.0Lフラット6から最高出力500psと最大トルク45.9kg-mを引き出す。これに「電光石火」の7速PDKが組み合わされ、0-100km/h加速はわずか3.4秒。英国価格12万3000ポンドの高性能ロードスターは、今年のイベントで最も人気のあるクルマの1つとなった。

ポルシェ718スパイダーRS
ポルシェ718スパイダーRS

ルノー4Everトロフィー

奇抜なルノー4Everトロフィー・コンセプトがグッドウッドで英国初公開され、次期ルノー4の姿を予告した。42kWhのニッケル・コバルト・マンガン(NCM)バッテリーを床下に搭載し、航続距離は約400kmと期待される。コンセプトカーは、フロントアクスルに搭載された136psのシンクロナスモーターによって駆動する。市販化の社内承認が下りるのも間近だという。

ルノー4Everトロフィー(写真はパリ・モーターショーにて)
ルノー4Everトロフィー(写真はパリ・モーターショーにて)

ルノーR5ターボ3E

ルノーR5ターボ3Eは、象徴的な5ターボ2の再発明であり、EVが楽しいものであることを示すために作られたコンセプトカーである。379psの電気モーター、3種類のドリフトモード、そして「1980年代のビデオゲームの雰囲気」を醸し出すピンク、黄色、青のLEDストライプを備えている。

ルノー・ターボR5 3E(写真はパリ・モーターショーにて)
ルノー・ターボR5 3E(写真はパリ・モーターショーにて)

シンガーDLSターボ

DLSとその巨大なリアウイングは、米カリフォルニア州を拠点とするシンガーが2つのプロジェクト(ダイナミクス・ライトウェイト・スタディとターボ・スタディ)で得た知見から生まれたものだ。グッドウッドでは2台のモデルが一般公開され、1台はブラッドオレンジのサーキット走行に特化したタイプで、もう1台は公道での走行を想定し、かなり控えめな外観となっている。

シンガーDLSターボ
シンガーDLSターボ

タミヤ・ワイルドワン

1980年代のおもちゃ箱の主役であり、現在も高いコレクター人気を誇るラジコンカー、タミヤ・ワイルドワンが、夢のフルサイズで公道走行可能な電動バギーに生まれ変わった。3万5000ポンド(約630万円)から注文可能な「ワイルドワン・マックス」は、英国を拠点とするザ・リトル・カー・カンパニー社の作品で、同社はフェラーリ250TRやブガッティ・タイプ35のような象徴的なクラシックを小型化したEVで知られている。合計14.4kWhの8つのバッテリーパック(交換可能)を搭載しし、航続距離は約190km。重量は500kgで、最高速度は100km/hとされる。

タミヤ・ワイルドワン
タミヤ・ワイルドワン

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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