トヨタ「半導体不足の影響が緩和」 2023年上半期の世界生産、過去最高の約562万台に
公開 : 2023.07.28 14:25 更新 : 2023.07.28 15:30
トヨタが今年上半期(1月~6月)の実績を発表。グローバル生産は過去最高に!世界販売も2年ぶりに前年超えとなりました。「半導体不足」からの脱却が見えつつあります。
6月単月のグローバル販売も、過去最高に
トヨタが、2023年上半期(1月~6月)の実績を発表した。
「上半期は、半導体不足の影響が緩和されてきたことに加え、前年に新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響を受けたため、販売、生産ともに前年超えの実績となりました」という言葉のとおり、2022年同期を超える結果となった。
ダイハツ・日野を含めたトヨタ・グループとしてのグローバル販売台数は、541万9841台に達し、前年同期比で5.5%アップ。2年ぶりの前年超えを果たした。
同じくトヨタ・グループとしてのグローバルの生産台数は、562万7437台(同10.3%プラス)に達した。これは過去最高の数値である。
日本国内に目を移すと、軽を含めない国内販売実績は86万1165台(同33.9%プラス)。
これによりトヨタは、軽を覗いた販売でシェア55.0%を記録。これは前年同期と比べて5ポイントのアップとなる。
なお6月単月のグローバル販売はトヨタ単体で89万8947台と過去最高に。
ダイハツ・日野と含めてトヨタ・グループの6月単月のグローバル販売についても96万8801台と過去最高を記録した。
トヨタは今回の実績発表に際し、「引き続き部品供給の状況を精査し、1日でも早く1台でも多くお客様にお届けできるよう、努力してまいります」というメッセージを添えている。