トヨタ「ランドクルーザー70」再再販が決定! 本格オフローダー「ナナマル」が8年ぶりに復活へ
公開 : 2023.08.02 10:50 更新 : 2023.08.02 14:58
トヨタがランクル「70シリーズ」の再再販を正式発表! 40周年に向けて登場した新しいナナマルは、どんなクルマなのでしょう。その歩みとともに見ていきます。
2024年は「70系」40周年
トヨタが「新型ランドクルーザー250」を公開し、その会場で、本格オフローダー「ランドクルーザー70」の再再販も正式発表された。
8年ぶりに販売され“再再販”となる今回のモデルは、丸目ヘッドライトと独立したウインカーレンズで構成される顔付き。
サイズは全長4890×全幅1870×全高1920mm。エンジンは2.8Lのディーゼル・ターボ(204ps/51.0kg-m/1GD-FTV )を積む。
再再販としての日本導入は今冬を予定している。
2024年には40周年となるナナマル。ここでは、ランドクルーザーの歴史と「70系」の歩みを簡単に紹介しておこう。
ランドクルーザーのルーツは、1951年に登場した「トヨタ・ジープ(BJ型)」になる。
警察車両として採用されるが、「ジープ」という名称は米国ウイリス・オーバーランド社の商標権に抵触するため、1954年に「ランドクルーザー」と車名を変更。
ランドクルーザーは、その後、20/30系、40系と進化し、中でも1960年に発表された40系は走破性・耐久性に優れたヘビーデューティ4WDとして人気を馳せるロングセラーとなった。
ランクル3つの系統 70は本格派
そして、40系の後継として1984年に誕生したのが「70系」。よりヘビーデューティなモデルとして、日本はもちろん世界で人気を集め、日本では2004年まで生産された。
ランドクルーザーには3つの系譜が存在し、1つがここで扱う「ヘビーデューティ系」と言われる「70系」。
もう1つの系譜は、現在の「300系」のような「タフ・プレミアム系」だ。
この系譜は1967年に登場したロングボディの50系からで、4WDながら静粛性や快適な乗り心地も追求された。
50系から60系〜80系〜100系〜200系〜300系と続き、レクサス・ブランドでは同じプラットフォーム&パワートレインを用いた「LX」がラインナップされている。
そして最後の1つが、今回同時発表された「新型ランドクルーザー」、かつてのランドクルーザー「プラド」にあたる「ライトデューティ系」だ。
1990年に、70系をベースに「オフロードを走れる乗用車」をイメージして生まれた。したがって、サスペンションは70系の四輪リーフスプリングに対して四輪コイルスプリングを採用。
プラドは、2代目(90系)〜3代目(120系)〜4代目(150系)と続き、本日フルモデルチェンジされた250系で「プラド」の名は消滅した形になる。