GMフューチャーライナー

1939年、GMは未来から来たような全高20フィート(6m)のバスで米国民を驚かせようと計画していた。しかし、GMの目的はキャンピングカーを作ることではなく、テクノロジーとイノベーションが日進月歩であることを世間にアピールすることだった。その後、12台が売却され、うち1台はバーとダイナー席を備えたモーターホームに改造された。

GMフューチャーライナー
GMフューチャーライナー

GMCモーターホーム

1973年から1978年まで製造されたGMCモーターホームには、全長7.0mと7.9mのモデルがある。初期型にはオールズモビル・トロネードの7.5L V8が、後期型にはビュイック・リビエラの6.6Lが採用された。当時のRVらしく、キャメル、ビタースウィート(焦げたオレンジ)、パロット・グリーン、パイナップル・イエロー、スカイ・ブルーといったさまざまなカラーリングが選択できた。

GMCモーターホーム
GMCモーターホーム

フォード・キャンパー・スペシャル

1970年代のF-250やF-350には、キャンピングカーに変身させるあらゆる装備を追加することができた。その内容は、12Vのワイヤーハーネス、スライド式のリアウィンドウ、内外の照明を可能にするケーブル、44.5ガロン(168L)の大型燃料タンクなど。

F-250の場合、2人が寝られる3.2フィートのキャンパーボックス、F-350は4.2mのキャンパーボックスを搭載できた。もう少し予算を追加すれば、完璧なキャンパーボックスの調達と取り付けを手伝ってくれる。

フォード・キャンパー・スペシャル
フォード・キャンパー・スペシャル

フォルクスワーゲンT5カリフォルニア

2005年に登場したフォルクスワーゲンT5カリフォルニアは、明るいカラーリング、経済的なエンジン、高品質の建具など、キャンピングカー界に新鮮な風を吹き込んだ。

懐に余裕があれば、パーキングヒーター、冷蔵庫、シンク、オーニング、ガスコンロ、ワードローブなどのキャンプ用品を追加することもできたが、ベースモデルを選んだとしても、リアベンチをフラットに折り畳み、大きめのダブルベッドになる。子供がいる人のために、フロントシートの上にも折り畳み式のベッドが用意されていた。

フォルクスワーゲンT5カリフォルニア
フォルクスワーゲンT5カリフォルニア

メルセデス・ベンツ・ヴィトー・マルコポーロ

フォルクスワーゲンT4カルフォニア・ウェストファリアに目をつけたメルセデス・ベンツは、マルコポーロに同じくウェストファリアの装備を与えてキャンピングカー市場に参入。キャンピングカーを探している人々に新たな選択肢を与えた。

室内には、ベッドになるリアベンチシート、木製ワークトップ、チェストフリーザー、シンク、ガスコンロ、リアウォータータンクに接続するシャワーが装備された。また、ルーフにテントを取り付け、追加のベッドにすることができる。

メルセデス・ベンツ・ヴィトー・マルコポーロ
メルセデス・ベンツ・ヴィトー・マルコポーロ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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