ついに、ザ・マガリガワクラブがオープン! 「房走祭-BOSOSAI-」に500台の希少車が集結

公開 : 2023.08.04 21:22

500台の希少車が千葉県の「ザ・マガリガワクラブ」に集結。3.5kmのドライビングコースのオープニングイベント「房走祭」が開催されました。

全長3.5kmのコースが誕生

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが運営するアジア初の会員制ドライビングクラブである「ザ・マガリガワクラブ」が、いよいよ正式にスタートした。

その開業を記念して、7月29~30日の両日に、全長3.5kmのドライビングコースを舞台にグランドオープニング・イベント「房走祭-BOSOSAI-」が開催された。

ストレートエンドのコースサイドには色とりどりのスーパーカーが並べられた。
ストレートエンドのコースサイドには色とりどりのスーパーカーが並べられた。    ザ・マガリガワクラブ

通常はメンバーしか立ち入れない「ザ・マガリガワクラブ」だが、その場内が公開されることから2日間で約3500名のクルマ好きが来場し、特別なクルマを堪能した。

500台のレアカーが集結

「ザ・マガリガワクラブ」は、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが日本にもドライビングクラブを作れないか、という想いから2015年にプロジェクトが始動した。

南房総市にある敷地面積は100万平方メートルを有し、地形を生かした高低差のある全長3.5kmコースの設計は、F1サーキットを数多く手がけたティルケ・エンジニアリングが担当。約8年の開発工事を終えて、2023年7月29日にグランドオープンした。

スーパーカーのほか、名車と呼ばれるシボレー・コルベットやトヨタ2000GTなどのスポーツカーが集結。
スーパーカーのほか、名車と呼ばれるシボレーコルベットトヨタ2000GTなどのスポーツカーが集結。    ザ・マガリガワクラブ

そのオープニングを祝したイベントが房走祭だ。

メンバーはもちろん、一般のクルマ好きの方に向けて、普段目にできないスーパーカーが走る姿を楽しんでもらおうという趣旨で開かれた。

ザ・マガリガワクラブのメンバーや、全国のスポーツカー愛好家が所有する希少なクラッシックカーや、レーシングモデル、スーパーカーなど約500台が集結している。

今回はオープニングを記念するだけにスーパーカーのほか、名車と呼ばれるスポーツカーが数多く集まったわけだが、その中にはシボレー・コルベットやトヨタ2000GTの姿も見られた。

当日のプログラムは?

両日で内容が異なり、29日は500台の参加車によるヒルクライム・ドライブとパレードランが行われている。このほかプロドライバーによるドリフトショーが披露された。

プロドライバーが運転するラ フェラーリランボルギーニ・シアンFKP37、マクラーレンP1などに同乗できる「サーキットタクシー」は、来場者の中から抽選で5名に機会が与えられた。

プロドライバーが運転するラ フェラーリなどに同乗できる「サーキットタクシー」を実施。
プロドライバーが運転するラ フェラーリなどに同乗できる「サーキットタクシー」を実施。    ザ・マガリガワクラブ

最終日の30日は、前日に走行した車両をコース上に展示。通常は徒歩で入れないコース上に数百台の車両が並べられ、希少車が間近で見られるため来場者の人気を集めていた。

展示終了後はスーパーカー乗車体験を実施。抽選で選ばれた300名が、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェベントレーに同乗し、マガリガワの豪快なコースを体感していた。

コースサイドには「ストレートビュー・エリア」と「ワインディングビュー・エリア」が設けられ、走行車両が駆け抜ける姿を五感で楽しむことができた。

「フェスティバル・エリア」では2日間で7組のアーティストが魅力的なサウンドを奏で、ラグジュアリーカー展示コーナーや大型ビジョンでコースの様子が映し出された。

キッチンカーでは、千葉県の食材を使ったハンバーガーやスナックのほか、千葉県産いちごを使用したフローズンシェイクなど夏にぴったりな冷たいスイーツが人気を集める。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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